こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlog)です。
僕は普段、SBI証券のスクリーニング機能で年初来高値銘柄を探しています。
一方、上場以来の最高値を更新した「上場来高値銘柄」は、株探の「本日の【上場来高値更新】」で確認できることに気づきました。僕は、年初来高値よりも強いブレイクのサインとして注目しています。
この一覧は便利ですが、掲載銘柄の時価総額や最新3カ月決算を一つずつ調べるには時間がかかります。
そこで、Gensparkを使って一次選別したところ、詳しく分析する候補を数銘柄まで絞れました。
この記事では、実際に使用したプロンプトと2日分の選別結果を紹介します。
📈 上場来高値銘柄を株探で確認する理由
上場来高値とは、企業が上場してから現在までにつけた最も高い株価です。
株探では、当日に上場来高値を更新した銘柄が「本日の【上場来高値更新】」として掲載されています。
例えば、2026年7月22日の株探「本日の【上場来高値更新】」には、綜研化学やKPPグループホールディングスなど21銘柄が掲載されていました。
株探では、過去の売買による抵抗帯がない「株価青天井」銘柄として紹介されています。
僕はこのリストから、次の条件で成長株候補を絞ります。
- 時価総額500億円以下
- 最新3カ月決算の売上高が前年同期比10%以上増加
- 最新3カ月決算の営業利益が前年同期比20%以上増加、または黒字転換
- 企業の成長や市場評価を変える「ビッグチェンジ」がある
最初の3項目は、候補を減らすための一次選別条件です。
条件を通過した後、企業の事業内容や決算資料を調べ、成長や市場評価を変える「ビッグチェンジ」があるか確認します。
僕は、年初来高値はSBI証券、上場来高値は株探という使い分けをしています。
SBI証券では時価総額や投資金額などを組み合わせ、株探では当日の上場来高値更新リストを確認します。
新高値銘柄を探してから業績やチャートを確認するまでの流れは、僕が実践している新高値ブレイク投資の銘柄選定方法で紹介しています。
🤖 Gensparkで上場来高値銘柄を一次選別する
株探の上場来高値更新リストには、時価総額500億円を超える銘柄も含まれています。
手作業では各銘柄の時価総額を調べ、500億円以下なら最新3カ月決算を確認する必要があるため、約20銘柄でも時間がかかります。
そこで今回は、GensparkのAIチャットでGPT-5.6 Solを選択し、Web検索をONにして株探の記事と各銘柄ページを調査しました。
パーソナライゼーションは、ONとOFFのどちらでも構いません。
使用した環境は、次のとおりです。
| 項目 | 使用環境 |
|---|---|
| サービス | GensparkのAIチャット |
| AIモデル | GPT-5.6 Sol |
| Web検索 | ON |
| パーソナライゼーション | ON・OFFどちらでも可 |
| 主な参照先 | 株探の記事・個別銘柄ページ |
| 調査対象 | 上場来高値更新リストの掲載銘柄 |

一次選別に使う3つの条件
Gensparkには、次の3条件をすべて満たす銘柄を抽出してもらいます。
- 時価総額500億円以下
- 最新3カ月決算の売上高が前年同期比10%以上増加
- 最新3カ月決算の営業利益が前年同期比20%以上増加、または黒字転換
通期予想や累計決算ではなく、最新3カ月の実績を使います。
直近の四半期で、売上高と営業利益がどれくらい伸びているかを確認するためです。
株探で3カ月決算を表示する方法や、前年同期比の確認箇所は、株探の3カ月決算の見方で詳しく解説しています。
Gensparkを使った一次選別の手順
基本的な作業は、株探の記事URLを入れたプロンプトをGensparkのAIチャットへ入力することです。
回答が出たら、掲載銘柄に漏れがないか、入力件数と出力件数を照合します。
具体的な手順は、次のとおりです。
- 株探の上場来高値更新記事を開き、URLをコピーする
- GensparkのAIチャットでGPT-5.6 Solを選び、Web検索をONにする
- 記事URLを入れたプロンプトを送信する
- 入力件数と出力件数を照合する
- 3条件を通過した銘柄を確認する
上場来高値銘柄を一次選別するプロンプト
今回の検証で使用した内容をもとに、判定ルールが分かりやすくなるようプロンプトを整理しました。
調査するときは、対象記事のURLを当日の上場来高値更新記事へ差し替えます。
次の株探記事「本日の【上場来高値更新】」に掲載された全銘柄を調査してください。
対象記事:
{株探の上場来高値更新記事URL}
目的は、僕が実践している「新高値ブレイク×成長株投資」の候補銘柄を一次選別することです。
以下の3条件をすべて満たす銘柄を抽出してください。
1. 時価総額500億円以下
2. 最新3カ月決算の売上高が前年同期比10%以上増加
3. 最新3カ月決算の営業利益が前年同期比20%以上増加、または前年同期の赤字から黒字へ転換
【調査手順】
1. 対象記事から、掲載されている全銘柄の証券コードと銘柄名を抽出する
2. 株探の基本情報ページで、各銘柄の時価総額を確認する
3. 時価総額500億円以下の銘柄について、株探の決算ページを確認する
4. 最新3カ月の実績から、売上高と営業利益の前年同期比を確認する
5. 3条件をすべて満たした銘柄を「通過」とする
6. 条件を満たさない銘柄は「除外」とする
7. 数値を確認できない銘柄は「確認不能」とし、推測で判定しない
通期予想や累計期間ではなく、最新3カ月の実績を使用してください。
金融業などで売上高に相当する項目名が異なる場合は、営業収益などの該当項目を明記してください。
営業利益の比較ができない場合は、別の利益項目で代用せず「確認不能」としてください。
営業利益が前年同期の赤字から黒字へ転換した場合は、成長率を無理に計算せず、営業利益前年同期比の欄に「黒字転換」と記載してください。
この場合、営業利益の条件は通過扱いとします。
時価総額と売上高の条件も満たしていれば、最終判定を「通過」としてください。
【出力形式】
最初に、記事から抽出した全銘柄の証券コードと銘柄名を一覧で表示してください。
その後、次の列を使って全銘柄を表にしてください。
コード|銘柄名|時価総額|基準日|売上高前年同期比|営業利益前年同期比|判定|除外理由|参照URL
時価総額が500億円を超えているため業績を調べなかった場合は、売上高と営業利益の欄を「対象外」としてください。
すべての数値に単位を付け、参照した株探のURLを記載してください。
最後に、次の件数を表示してください。
- 入力された銘柄数
- 出力した銘柄数
- 時価総額500億円以下の銘柄数
- 3条件を通過した銘柄数
- 除外した銘柄数
- 確認不能の銘柄数
入力銘柄数と出力銘柄数が一致しているか、最後に照合してください。
全銘柄を表へ出力させるのは、記事から抽出した銘柄に漏れがないか確認するためです。
取得できなかった数値については、推測で埋めず「確認不能」として分けます。
🧪 2日分の上場来高値リストで試した結果
2026年7月21日と22日に掲載された2日分のリストを、7月22日にGensparkで調査しました。
それぞれ約20銘柄が掲載されていましたが、3条件を通過したのは1日あたり1~2銘柄でした。
| 対象記事の掲載日 | 入力銘柄数 | 時価総額500億円以下 | 3条件通過 | 入力・出力件数 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年7月21日 | 20 | 3 | 2 | 一致 |
| 2026年7月22日 | 21 | 2 | 1 | 一致 |
7月21日掲載分では、ハードオフコーポレーション(2674)と今村証券(7175)が通過しました。
7月22日掲載分では、南陽(7417)が通過しています。
実際に使用したGensparkの共有チャット
2日分の詳しい出力結果は、以下の共有チャットで確認できます。
各銘柄の判定結果や、調査に使用した株探のURLも掲載されています。
今回確認できたのは、20銘柄前後のリストを処理した場合です。
50銘柄や100銘柄を一度に処理できるかは試していないため、掲載銘柄が大幅に増えた日は20銘柄程度に分割して調査する予定です。
🔍 通過銘柄は決算資料とチャートで深掘りする
一次選別を通過した銘柄は、株探で時価総額と最新3カ月決算を自分で再確認します。
3条件を満たしていることを確認できたら、決算資料やチャートを使って詳しく調べます。
決算資料をAIで要約する
企業の決算短信や決算説明資料を取得し、決算要約プロンプトへ入力します。
僕の場合は、事業内容や業績だけでなく、成長シナリオやリスクも整理しています。
主な確認項目は、次のとおりです。
- 事業内容
- 企業の強み
- 営業利益率
- 業績進捗
- 成長シナリオ
- リスク
- 株価に影響するテーマや材料
詳しいプロンプトと使い方は、以下の記事で紹介しています。

必要に応じて成長株としてA-D採点する
僕は必要に応じて、決算内容を整理した後に成長株ファンダメンタルズをA-Dで採点しています。
自分とは別の視点を取り入れるために行っている分析方法です。
採点では、売上高や利益の成長だけでなく、収益性、キャッシュフロー、バリュエーションなども確認します。
不足している情報があれば、採点結果をもとにAIへ追加質問します。
詳しい評価項目とプロンプトは、以下の記事で公開しています。

最後はチャートと投資シナリオを確認する
決算内容が良くても、株価の上昇理由や現在のチャートによって判断は変わります。
最後は、ビッグチェンジや高値更新の理由を調べ、現在の株価で買うか押し目を待つか考えます。
主な確認項目は、次のとおりです。
- ビッグチェンジが起きているか
- 上場来高値を更新した理由は何か
- 市場や事業に成長余地があるか
- 直近の上昇トレンドが崩れていないか
- 現在の株価で買うか、押し目(上昇局面での一時的な下落)を待つか
新高値ブレイクでは、株価がどこまで上昇すれば過熱なのかを単純に判断するのは難しいと感じています。
そのため、業績や高値更新の理由を調べたうえで、チャートの形や売買タイミングを確認します。
✅ まとめ
今回は、株探の上場来高値更新リストから、新高値ブレイク投資の候補を効率よく絞る方法を紹介しました。
ポイントは、次の3つです。
- 株探の上場来高値更新リストをGensparkへ入力する
- 時価総額と最新3カ月決算で、候補を数銘柄に絞る
- 通過銘柄の数値を確認し、決算内容やチャートを詳しく調べる
AIに最終的な投資判断を任せるのではなく、自分で詳しく調べる銘柄を減らすために使う方法です。
上場来高値を成長株探しに活用してみたい方は、まず株探の1日分のリストを使って試してみてください。
📌 次におすすめの記事
一次選別を通過した後は、上場来高値を更新した理由や、買う前の確認項目を調べます。
まず、次の2記事では、新高値ブレイク投資で確認したいポイントを詳しく解説しています。


一次選別を通過しても、100株では購入金額が大きすぎる銘柄があります。値がさ株への入り方や分割売却を考えたい方は、次の記事も参考にしてください。

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