こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlog)です。
先日、DIMEで公開されていた「キオクシア株を買う前に気をつけたいこと」という記事を読みました。キオクシアのような値がさ株(1株あたりの株価が高い銘柄)は、100株単位で買おうとすると必要資金が大きくなるため、単元未満株が選択肢になる、という内容です。
ただ、僕が単元未満株で意識しているのは、「高い株を少額で買う」ことだけではありません。成長株を分けて売るための道具としても使える点です。
この記事では、キオクシアのような値がさ株を例にしつつ、単元未満株を使った買い方・分割売却・証券口座の使い分けについて整理します。
💰 キオクシアのような値がさ株は100株単位だと買いにくい
キオクシアのような値がさ株は、100株単位で買おうとすると必要資金が大きくなります。
冒頭で触れたDIMEの記事内の株価水準では、キオクシアを100株で買おうとすると、700万円以上の資金が必要になると紹介されていました。
これは、多くの個人投資家にとってかなりハードルが高い金額です。銘柄に興味があっても、100株単位では「そもそも買えない」というのが、多くの個人投資家の実感に近いと思います。
そこで選択肢になるのが、1株から買える単元未満株です。100株では手が届きにくい値がさ株でも、1株単位なら投資対象として検討しやすくなります。
では、単元未満株とは具体的にどういう仕組みなのか。次で整理していきます。
🪙 単元未満株なら1株から投資できる
単元未満株は、1単元(100株)に満たない株数で売買できる仕組みです。
通常、100株単位で売買する銘柄でも、単元未満株サービスを使えば1株から購入できる場合があります。値がさ株でも、最初の投資額を抑えやすくなります。
単元未満株の特徴を整理すると、以下のようになります。
| 項目 | 単元未満株での扱い |
|---|---|
| 購入単位 | 1株から購入できるサービスがある |
| 必要資金 | 値がさ株でも少額から投資しやすい |
| 配当金 | 株数に応じて受け取れる場合がある |
| NISA | 成長投資枠で利用できるサービスがある |
| 議決権 | 単元未満株では基本的にない |
| 株主優待 | 100株以上などの条件がある銘柄が多い |
ここで注意したいのは、単元未満株は証券会社によって中身が違うことです。
たとえば、以下の点は証券会社ごとに異なります。
- 取扱銘柄
- 約定タイミング
- 成行注文・指値注文の可否
- 手数料
- スプレッド
- NISA口座での対応状況
僕が単元未満株で気にしているのは、約定タイミングと注文方法です。
同じ1株からの取引でも、リアルタイムで売買できるのか、成行だけなのか、指値を使えるのかで、使い勝手はかなり変わります。
📏 僕は1単元12万円以上なら単元未満株も検討する
僕の場合、1単元の投資額が12万円以上になる銘柄では、単元未満株も選択肢に入れています。
この12万円という金額は、僕の総資産額、複数ポジションを持てる余力、損切りしたときの受け止めやすさを考えた目安です。
資金量や投資スタイルによって、5万円が合う人もいれば、30万円でも問題ない人もいると思います。
僕がこの目安を持っている理由は、成長株投資では買いたい気持ちが先行すると、ポジションが大きくなりやすいからです。
そこで僕は、投資金額ベースでポジションを考えるようにしています。
100株単位では投資額が大きく感じる銘柄でも、単元未満株を使うと、最初の投資額を自分が許容しやすい金額に調整できます。
「この銘柄は最初は5万円程度まで」「決算を確認するまでは8万円程度まで」といった形で、金額ベースでポジションを作れるのが単元未満株の使いやすいところです。
僕が単元未満株を使う理由は、投資金額と損切りしたときの影響を調整しやすくするためです。
成長株投資では、上昇余地だけでなく、失敗したときの下落幅も考えておく必要があります。単元未満株を使うと、最初の投資額を抑えながら、損失が出たときの影響を調整しやすくなります。
エントリー時の判断やリスクリターンの考え方については、こちらの記事でも整理しています。

単元未満株は、「買えない株を買うため」だけの仕組みではありません。ポジションサイズを調整するための選択肢としても使えると考えています。
✂️ 単元未満株は分割売却にも使える
今回の記事では、この分割売却の考え方を特に重視しています。
単元未満株というと、初心者が少額で株を買うための仕組みとして紹介されることが多いです。
もちろん、その使い方も有効だと思います。
ただ、僕はそれ以上に、成長株を分けて売るための道具として見ています。
成長株投資では、買うタイミングよりも、売るタイミングのほうが難しいと感じる場面があります。
株価が上がっているときは、まだ伸びるように見えます。
一方で、下がり始めても、一時的な押し目に見えることがあります。
その結果、売却判断が遅れたり、逆に早すぎる利確になったりします。
特に100株だけ保有している場合、心理的には次の二択になりやすいです。
- 全部売る
- 全部持ち続ける
この二択は、実際に保有していると判断が難しくなりやすいです。
僕自身も過去に、決算を100株まるごと持ち越して、含み益を失ったり、大きく損切りしたりした経験があります。

一方で、単元未満株を活用すると、以下のような売り方がしやすくなります。
| 状況 | 単元未満株を使った対応 |
|---|---|
| 決算前でリスクを落としたい | 一部だけ売ってポジションを軽くする |
| 短期で上がりすぎたと感じる | ポジションの一部を利益確定する |
| 成長シナリオは残っている | 一部を残して、次の決算や株価推移を確認する |
| 想定が崩れた | 状況に応じて段階的に撤退する |
| 市場全体が不安定 | ポジションを少し落として現金比率を上げる |
成長株では、売ったあとにさらに上がることもあります。
逆に、持ち続けた結果、含み益が大きく減ることもあります。
そのため、全部売るか、全部持つかだけでなく、中間の選択肢を持つことが役立つ場面があります。
単元未満株は、買うときの入口だけでなく、出口戦略にも使える道具です。
成長株の売り方については、こちらの記事でも詳しく整理しています。

また、テーマ株や急騰株の売却ルールについては、以下の記事も関連します。

ただし、単元未満株の売却方法や約定タイミングは、証券会社ごとに異なります。
売るつもりで保有していても、思ったタイミングで約定しない場合があります。
この点は、次の証券会社パートで整理します。
🏦 SBI証券と楽天証券の使い分け
ここからは、僕が実際に使っている証券口座の話です。
僕のメイン口座はSBI証券です。
以前は松井証券を使っていましたが、SBI証券で国内株式の売買手数料が無料化されたタイミングで、個別株の売買はSBI証券に移しました。
SBI証券では、インターネットコースでの取引や各種書面の電子交付などの条件を満たすと、国内株式の売買手数料が無料になります。S株(単元未満株)を含む現物取引も対象とされています。
一方で、SBI証券のS株には注意点もあります。
SBI証券のS株はリアルタイム売買ではありません。
注文時間によって、以下のように約定タイミングが決まります。
| 注文時間 | 約定タイミング |
|---|---|
| 0:00〜7:00 | 当日前場始値 |
| 7:00〜10:30 | 当日後場始値 |
| 10:30〜14:00 | 当日後場引け(終値) |
| 14:00〜24:00 | 翌営業日前場始値 |
そのため、S株は「今この価格で買いたい」「この価格で売りたい」という使い方には向きにくい面があります。
一方で、僕は楽天証券の口座も開設しています。
楽天証券にも国内株式の手数料無料コース(ゼロコース)があり、かぶミニ®(単元未満株取引)では対象銘柄を1株から売買できます。
楽天証券のかぶミニ®の特徴は、対象銘柄ではリアルタイム取引や指値注文に対応している点です。
ただし、リアルタイム取引ではスプレッド0.22%がかかります。
手数料が無料でも、実質的なコストがゼロになるわけではない点は確認しておきたいところです。
SBI証券と楽天証券をざっくり比較すると、以下のようになります。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| メイン用途 | 僕のメイン口座 | 機能面での選択肢 |
| 単元未満株サービス名 | S株 | かぶミニ® |
| リアルタイム取引 | 非対応 | 対対象銘柄では対応 |
| 指値注文 | 不可 | 対象銘柄では可 |
| 手数料 | 条件を満たすと国内株式売買手数料が無料 | ゼロコースで国内株式手数料が無料 |
| 注意点 | 約定タイミングが注文時間で決まる | リアルタイム取引ではスプレッド0.22% |
| 向いている人 | すでにSBI証券をメインで使っている人 | 単元未満株でも指値を使いたい人 |

※S株はリアルタイム売買ではなく、注文時間によって約定タイミングが異なります。画像は記事執筆時点の画面です。
機能面だけで見ると、単元未満株でも指値やリアルタイム取引を使いたい人には、楽天証券のかぶミニ®が選択肢に入りやすいと考えています。
楽天証券のかぶミニ®の機能は魅力的ですが、僕自身は現時点ではSBI証券をメインにしています。
理由はシンプルで、口座を分けて管理する手間を増やしたくないからです。
複数口座にポジションが散らばると、保有株数や損益、現金比率の確認が複雑になります。僕の場合は、リアルタイム取引や指値注文よりも、まずは管理のしやすさを優先しています。
一方で、単元未満株でも注文タイミングや価格を細かく調整したい人にとっては、楽天証券のかぶミニ®も選択肢になると思います。
🔍 単元未満株を使うときの注意点
単元未満株は便利ですが、使う前に確認しておきたい点もあります。
主な注意点は以下です。
- すべての銘柄が単元未満株で買えるとは限らない
- 取扱銘柄は証券会社によって異なります。
- 約定タイミングが証券会社ごとに異なる
- リアルタイムで約定するサービスもあれば、決まったタイミングで約定するサービスもあります。
- 手数料無料でもスプレッドがかかる場合がある
- 売買手数料が無料でも、実質的な取引コストが発生することがあります。
- 指値注文のルールが通常の単元株取引と異なる場合がある
- 指値可能範囲や有効期限が制限されることがあります。
- 単元未満株では原則として議決権がない
- 企業の株主総会で議決権を行使したい場合は、単元株数を保有しているか確認する必要があります。
- 株主優待は100株以上が条件の銘柄が多い
- 優待目的の場合は、必要株数や保有期間の条件を確認したほうがよいです。
そして、単元未満株を使ううえで特に意識したいのは、少額で買えるからといって、値下がりリスクがなくなるわけではないという点です。
投資額を抑えれば、1回あたりの損失額は小さくしやすいです。
しかし、少しずつ買い増していくうちに、いつの間にか大きなポジションになることもあります。
話題株ほど、買う前に以下を決めておきたいところです。
- いくらまで投資するのか
- どの水準で損切りするのか
- どこで一部利確するのか
- どの条件で撤退するのか
また、NISAで利用する場合は、成長投資枠の残額や配当金の受取方式も確認しておく必要があります。
単元未満株は、少額で買うためだけの仕組みではなく、投資金額や売却タイミングを調整するための道具としても使えると考えています。
✅ まとめ
今回の記事では、キオクシアのような値がさ株を入口に、単元未満株の使い方を整理しました。
要点は以下の3つです。
- 単元未満株は、少額で買うだけでなく、分割売却にも使える
- 1単元12万円以上は、僕が単元未満株を検討する一つの目安
- SBI証券をメインにしつつ、楽天証券のかぶミニ®も機能面では選択肢に入る
キオクシアのような値がさ株は、100株単位だと資金負担が大きくなりがちです。単元未満株を使えば、最初のポジションを小さくしながら、出口も段階的に設計しやすくなります。
最終的には、自分の投資スタイル、資金量、管理のしやすさに合った使い方を選ぶことが現実的だと考えています。
📚 参考元
- DIME「トヨタを上回る時価総額に! 大注目銘柄のキオクシア株を買う前に気をつけたいこと」
https://dime.jp/genre/2124663/
キオクシアのような値がさ株に対して、100株単位では必要資金が大きくなること、単元未満株を使って1株から投資する考え方、証券会社ごとの単元未満株サービスの違いについて触れています。 - SBI証券「ゼロ革命」
https://www.sbisec.co.jp/visitor/zero-revolution
SBI証券では、インターネットコースのインターネット取引、各種取引報告書・交付書面の電子交付などの条件を満たすと、国内株式の売買手数料が無料になると説明されています。S株(単元未満株)を含む現物取引も対象とされています。 - SBI証券「単元未満株(S株)取引ルール」
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/attention/trading/stock_07.html
S株の注文時間と約定タイミングが記載されています。注文時間によって、当日前場始値、当日後場始値、当日後場引け、翌営業日前場始値で約定する仕組みが説明されています。 - 楽天証券「かぶミニ®(単元未満株取引)」
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/ols/
楽天証券のかぶミニ®は対象銘柄を1株から売買でき、リアルタイム取引や指値注文にも対応していると説明されています。売買手数料は無料で、リアルタイム取引ではスプレッド0.22%がかかることも記載されています。 - 楽天証券「手数料」
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/commission/
楽天証券のゼロコースでは、SOR(Rクロスを含む)の利用同意が必要で、国内株式の現物取引・信用取引の手数料が無料になると説明されています。かぶミニ®についても買付・売却手数料が無料とされています。
⚠️ 免責事項
当ブログで提供する情報は、僕個人の見解や投資記録であり、特定の金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。株式投資は元本を割り込むリスクがあります。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。当ブログの情報に基づいて被った損害について、運営者は責任を負いかねます。
