こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlog)です。
僕はSBI証券のスクリーニングで成長株の候補を絞り込んだ後、株探の3カ月決算で直近の売上高と営業利益を確認しています。基準は、前年同四半期比で売上高10%以上、営業利益20%以上の成長です。
この記事では、2026年7月13日時点で保有しているファブリカホールディングス(4193)を例に、3カ月決算と累計決算の違い、前年同期比の確認方法を解説します。
🔢 株探の3カ月決算で確認する数字
僕が株探の3カ月決算で確認しているのは、主に次の3項目です。
| 確認項目 | 基準 | 位置付け |
|---|---|---|
| 売上高 | 前年同四半期比で10%以上 | 足切り条件 |
| 営業利益 | 前年同四半期比で20%以上 | 足切り条件 |
| 経常利益 | 前年同四半期比で増加。20%以上が望ましい | 補助的に確認 |
売上高と営業利益は、どちらか一方ではなく、両方が条件を満たしているかを確認します。
一方、経常利益は足切り条件にはしていません。ただし、営業利益と経常利益がどちらも前年同四半期比で増加しているかは確認します。
売上高と営業利益の条件は、投資候補を絞り込むための足切りとして使っています。
僕の投資手法全体については、以下の記事で紹介しています。

🔍 株探で3カ月決算を表示する方法
株探で3カ月決算を確認する流れは、次のとおりです。
- 株探で企業名または証券コードを検索する
- 個別銘柄ページを開く
- 個別銘柄ページから「決算」タブを選ぶ
- 「3ヵ月決算【実績】」の項目まで移動する

個別銘柄ページで「決算」タブを選び、ページを下へスクロールして「3ヵ月決算【実績】」を確認します。
⚖️ 3カ月決算と累計決算の違い
株探の決算ページを見るときは、3カ月決算と累計決算を混同しないように注意します。
| 決算の表示 | 対象となる期間 | 確認できること |
|---|---|---|
| 3カ月決算 | その四半期の3カ月間 | 直近の業績変化 |
| 累計決算 | 期初から各四半期末まで | 期初からの業績と通期予想に対する進捗 |
| 通期決算 | 1事業年度 | 1事業年度の業績実績 |
3月期決算企業の4Qでは、期初からの累計業績が1年分の通期業績になります。そのため、対象期間は次のように異なります。
- 3カ月決算:1月から3月まで
- 通期決算:前年4月から当年3月まで
累計業績だけでは、直近3カ月の成長鈍化や回復を見落とす場合があります。そのため僕は、足元の業績変化を確認するときに3カ月決算を使っています。
4Qでも表示されるのは3カ月実績
今回使用する画像では、画面上部の「4Q」が選択されています。
ただし、「26.01-03」は2026年3月期の通期累計ではなく、第4四半期にあたる2026年1月から3月までの3カ月実績です。
「4Q」という表示だけで1年分の数字と判断せず、表の左上にある「3ヵ月決算【実績】」を確認します。
📅 株探の「前年同期比」で同じ四半期を比較する
株探の3カ月決算では、最新四半期と前年の同じ四半期を比較した増減率が「前年同期比」と表示されています。
今回は、ファブリカホールディングス(4193)の3カ月決算を例に、売上高と営業利益の前年同期比を確認します。
なお、ファブリカホールディングスは2026年7月13日時点における僕の保有銘柄です。決算画面の見方を説明するために取り上げており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
画像では、比較する場所を次の色で囲んでいます。
- 青枠:前年同期
- ピンク枠:最新四半期
- 黄色枠:前年同期比
- 赤枠:確認する売上高と営業利益

今回比較するのは、次の2期間です。
| 比較対象 | 決算期 |
|---|---|
| 前年同期 | 25.01-03 |
| 最新四半期 | 26.01-03 |
どちらも1月から3月までの3カ月実績なので、黄色枠の「前年同期比」から売上高と営業利益の成長率を確認できます。
📈 売上高10%以上を確認する
最初に確認するのは売上高です。
ファブリカホールディングスの売上高は、次のように推移しています。
| 決算期 | 売上高 |
|---|---|
| 25.01-03 | 23億7,100万円 |
| 26.01-03 | 28億7,100万円 |
| 前年同期比 | 21.1%増 |
株探では、表の最下段にある「前年同期比」を見れば、成長率を自分で計算する必要はありません。
ファブリカホールディングスの売上高は前年同期比21.1%増で、僕が設定している10%以上という条件を上回っています。そのため、売上高の項目は通過と判断します。
売上高も足切り条件にする理由
営業利益が増えていても、売上高が伸びていなければ、コスト削減などによる増益の可能性があります。
コスト削減による増益が悪いわけではありません。ただ、僕が探しているのは、事業の拡大と利益成長が重なっている中小型成長株です。
そのため、営業利益だけではなく、売上高の成長も足切り条件にしています。
💰 営業利益20%以上を確認する
次に、企業の本業による利益を示す営業利益を確認します。
| 決算期 | 営業利益 |
|---|---|
| 25.01-03 | 2億800万円 |
| 26.01-03 | 2億8,800万円 |
| 前年同期比 | 38.5%増 |
ファブリカホールディングスの営業利益は前年同期比38.5%増で、僕が設定している20%以上という条件を上回っています。そのため、営業利益の項目も通過と判断します。
🏢 営業利益を経常利益より先に確認する理由
僕が足切り条件として使っているのは、経常利益ではなく営業利益です。
営業利益と経常利益の違いを簡単に整理すると、次のようになります。
| 利益 | 主に反映する内容 |
|---|---|
| 営業利益 | 商品やサービスの販売など、本業で得た利益 |
| 経常利益 | 営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いた利益 |
営業利益は、本業でどれだけ利益を生み出したかを確認しやすい指標です。本業の成長を優先して見るため、僕は営業利益を足切り条件にしています。
一方、経常利益には、本業以外で発生する営業外損益も含まれます。
代表的な営業外損益は、以下のとおりです。
- 受取利息や受取配当金
- 支払利息
- 為替差益や為替差損
営業利益が伸びていないのに経常利益だけが大きく伸びている場合は、本業の成長ではなく、営業外収益の増加が影響している可能性があります。
そのため僕は、まず営業利益が前年同四半期比20%以上伸びているかを確認しています。
🧾 経常利益も補助的に確認する
営業利益を中心に見ていますが、経常利益を無視しているわけではありません。
僕にとって望ましいのは、次の状態です。
- 営業利益が前年同四半期比20%以上伸びている
- 経常利益も前年同四半期比で増加している
- 経常利益も20%以上伸びていれば、より望ましい
営業利益が伸びている一方で経常利益が減っている場合は、支払利息や為替差損などの営業外損益が影響している可能性があります。
反対に、営業利益が伸びていないのに経常利益だけが伸びている場合は、本業以外の要因で利益が押し上げられていないかを確認します。
ただし、経常利益20%以上は必須の足切り条件ではありません。営業利益の成長を確認した後に、経常利益も増加しているか、成長率に大きな差がないかを見るための補助指標として扱っています。
🎯 ファブリカホールディングスは業績条件を通過
ファブリカホールディングスの確認結果をまとめると、次のようになります。
| 確認項目 | 前年同期比 | 僕の基準 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 21.1%増 | 10%以上 | 通過 |
| 営業利益 | 38.5%増 | 20%以上 | 通過 |
| 経常利益 | 32.7%増 | 増加。20%以上が望ましい | 補助的に確認 |
売上高は前年同期比21.1%増、営業利益は38.5%増となっており、どちらも僕の足切り条件を上回っています。そのため、四半期業績に関する足切り条件は通過です。
経常利益も前年同期比32.7%増となっており、営業利益と同じ方向に伸びています。経常利益は必須条件ではありませんが、今回は補助的な確認項目も満たしています。
ただし、この判定は買い判断ではなく、詳しく調査する銘柄を選ぶためのものです。
🚧 株探の3カ月決算を見るときの注意点
株探では前年同期比が自動で表示されるため、確認自体は難しくありません。
一方、確認する利益項目や成長率の意味を取り違えると、意図したスクリーニングにならない可能性があります。
営業利益と経常利益を取り違えない
足切り条件に使うのは経常利益ではなく営業利益です。株探の列を取り違えないように確認します。
高い成長率だけで判断しない
前年同期の利益が一時的に低かった場合は、低い基準値との比較によって成長率が大きく見えることがあります。
成長率が条件を上回ったら、次の点も調べます。
- なぜ売上高と営業利益が伸びたのか
- 一時的な特需ではないか
- 新製品・新サービスや既存事業の拡大が寄与しているか
- 事業環境に変化が起きているか
前年同期比は便利な数字ですが、成長の理由までは教えてくれません。
🧭 業績条件を通過した後は内容とチャートを調べる
僕はSBI証券で、時価総額500億円以下かつ年初来高値を更新した銘柄を絞り込んだ後、株探で売上高と営業利益を確認しています。
業績条件を通過した銘柄については、主に次の内容を調べます。
- 業績や事業環境を大きく変える材料(ビッグチェンジ)があるか
- 市場や事業に成長余地があるか
- 株価の上昇基調が維持されているか
条件を通過した銘柄は、業績が伸びた理由や成長余地、チャートを確認し、自分の投資基準に合うかを判断します。
✅ まとめ
株探で四半期業績を確認するときは、次の3点を押さえます。
- 3カ月決算で最新四半期と前年同期を比較する
- 売上高10%以上、営業利益20%以上かを確認する
- 経常利益も同じ方向に伸びているかを補助的に確認する
ファブリカホールディングスの例では、売上高と営業利益が足切り条件を通過し、経常利益も同じ方向に伸びていました。
まずは気になる銘柄を株探で確認し、売上高10%以上、営業利益20%以上の条件に当てはめてみてください。条件を通過したら、業績が伸びた理由やビッグチェンジ、チャートを調べ、新高値ブレイク投資の候補を絞り込んでいきましょう。
📚 参考元
- 株探「ファブリカホールディングスの決算」
参照箇所:「3ヵ月決算【実績】」に、売上高・営業利益・経常利益と前年同期比が掲載されています。 - 株探ヘルプ「決算:業績推移(通期/3ヵ月決算/他)」
参照箇所:株探の決算ページにおける通期業績と「3ヵ月決算【実績】」の表示内容が説明されています。 - 中小企業庁「『損益計算書』って、何ですか?」
参照箇所:経常利益は、営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いて計算すると説明されています。 - ファブリカホールディングス「2026年3月期 通期決算発表を行いました」
参照箇所:2026年3月期の決算発表日と決算短信へのリンクが掲載されており、売上高・営業利益・経常利益の一次情報を確認できます。
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