こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlog)です。
日経平均が3月の急落から急回復し、6万円台目前の最高値圏に到達しています。3月に保有銘柄の損切りや撤退を繰り返していた身としては、わずか1か月での空気の一変に戸惑う場面もあります。
ここで多くの個人投資家が直面する問いが、「この高値で新高値ブレイク投資は機能するのか」というものです。
本記事では、松井証券YouTubeで公開されたkenmoさん出演動画を起点に、高値圏での新高値ブレイク投資の現実的な運用方針を整理します。僕自身の4月の実エントリー事例(多摩川HD・あさくま・TOブックス)も交えて解説します。
📈 日経平均は今どこにいるのか ―― 3月調整から最高値圏への回復

直近の日経平均の推移を整理します。
| 時期 | 日経平均の動き | 局面 |
|---|---|---|
| 2026年3月 | 49,766円付近から48,000円付近へ急落 | 調整局面 |
| 2026年4月前半 | 急回復、5万円台を回復 | 戻り局面 |
| 2026年4月末 | 59,917円、最高値圏を更新 | 高値追走局面 |
注目すべきはテクニカル面です。
- 5日線・25日線・75日線がすべて上向きで、強い上昇トレンドを示している
- 出来高も4月後半に増加傾向、押し目が浅く調整が短い
- 直近高値(62,125円付近)を更新中
つまり相場の表情は、「暴落明けの戻り」から「強い上昇トレンドの追走」へ移行しています。
3月の調整局面での僕の判断は、過去記事に整理しています。



3月の不安から4月の高値圏まで、この時系列の中で新高値ブレイク投資をどう運用するかが本記事の主題です。
🎬 松井証券動画でkenmoさんが語った新高値ブレイク投資の要点
動画は2026年5月27日まで非会員も視聴可能です。詳細は松井証券公式動画ページもあわせてご確認ください。
kenmoさんとは ―― 5年で1億円達成の兼業投資家
kenmoさんのプロフィールを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投資開始 | 2011年、元手300万円 |
| 達成 | 追加資金なしで5年で1億円 |
| スタイル | 兼業投資家(会社員と両立) |
| 手法のルーツ | DUKE。さんの新高値ブレイク投資をベースにアレンジ |
| 著書 | 『5年で1億貯める株式投資』(2025年4月刊) |
サラリーマン投資家にとって、追加資金なし・本業を続けながらの達成という条件は強い参考価値を持ちます。
新高値ブレイク投資の3つの鉄則
動画内でkenmoさんが語った運用の核は、シンプルな3つのルールに集約されます。
| # | 鉄則 | 要点 |
|---|---|---|
| 1 | 徹底スクリーニング | 松井証券「マーケットラボ」で年初来高値・昨年来高値更新銘柄を毎日確認 |
| 2 | 時に集中投資 | 確信度の高い銘柄にロットを張り、機動力で勝負 |
| 3 | 8% 損切りルール | 買値から-8%で例外なくロスカット |
ポイントは「何が上がるかを予想する」のではなく「すでに上がり始めた強い銘柄に絞る」という考え方です。これが新高値ブレイク投資の根幹となります。
「暴落後こそ機能する」という主張は今も有効か
同じ動画でkenmoさんは、暴落・急落の直後こそ新高値ブレイクが機能しやすいとも語っています。
- 調整後はキャッシュを温存している投資家が買い場を探している
- そんな中でいち早く好決算で高値を抜けた銘柄に資金が集中する
- 例:2025年4月のトランプ関税ショック後、JX金属(5021)やキオクシア(285A)が好決算を起点に2〜6倍へ
ここで本記事の結論を先に示します。
2026年4月末の現状は、まさにこの「暴落後の戻り → 高値追走」局面の延長線にある
3月の調整からわずか1か月で最高値圏まで戻したのは、まさにkenmoさんが言う「調整後にキャッシュを持った資金が強い銘柄に流れ込む」構図そのものです。
🔍 高値圏に潜む「ニセの新高値ブレイク」
高値圏でkenmoさんの手法が機能しやすいのは事実ですが、同時に「ニセの新高値ブレイク」も増えるのが高値圏の特徴です。
高値圏でブレイク銘柄が玉石混交になる理由
| 要因 | 何が起きるか |
|---|---|
| 資金過剰 | 出遅れ感を持った資金が「とりあえず買い」を入れる |
| テーマ便乗 | 業績裏付けのない銘柄まで連れ高で高値更新する |
| 短期需給優位 | 中長期のファンダメンタルズより目先の値動き先行 |
つまり「チャート上は新高値ブレイクに見えても、本質的なブレイクではない銘柄」が混ざります。
本物のブレイクを見極める2つの軸
僕が高値圏でエントリー判断する際、特に重視している軸は以下です。
- カタリストの品質:決算・受注・新製品など、株価上昇の引き金となる材料が、数字や事実に裏付けられているか
- 業績との整合性:直近の業績モメンタムと株価の動きが乖離していないか
特にカタリスト品質が最重要です。テーマ性だけで上がっている銘柄は、相場全体が崩れた瞬間に最も深く落ちます。
カタリスト品質の見極め方は別記事で詳しく整理しています。

また、ストップ高でテーマ買いが集中した銘柄をどう扱うかは以下も参考になります。

🎯 高値圏で僕が実践している運用ルール
4月の最高値圏追走局面で、僕が実際にエントリーした銘柄は以下の通りです。
| コード | 銘柄名 | エントリー日 |
|---|---|---|
| 7678 | あさくま | 2026/03/26 |
| 4425 | Kudan | 2026/04/06 |
| 4379 | フォトシンス | 2026/04/07 |
| 4379 | フォトシンス | 2026/04/09 |
| 6838 | 多摩川HD | 2026/04/09 |
| 6039 | 日本動物高度医療 | 2026/04/14 |
| 4425 | Kudan | 2026/04/16 |
| 7678 | あさくま | 2026/04/27 |
| 3560 | ほぼ日 | 2026/04/17 |
| 332A | ミーク | 2026/04/22 |
| 500A | TOブックス | 2026/04/22 |
3月末から4月末にかけて、11件のエントリーを実行しました。最高値圏でも「動かない」のではなく、カタリスト品質を選別しながら実弾を入れているのが実態です。
ここからは、僕の運用ルールの核と、上記から3銘柄をピックアップしてエントリー理由を解説します。
エントリー基準と損切りルール
僕の基本ルールは、過去記事で詳しく解説しています。

要点だけ整理すると以下の通りです。
僕の損切り基準は「終値ベースで-10%超」、kenmoさんは8%です。この2%の差は、新高値ブレイク投資という共通の手法を、それぞれの投資哲学でどうアレンジしているかの違いだと考えています。
新高値ブレイク投資の代表的な提唱者はDUKE。さん(@investorduke)で、損切り基準は10%です。kenmoさんも自身の著書で、新高値ブレイク投資はDUKE。さんの著書から学んだことを明言しています。
つまり構図はこうなります。
- DUKE。さん(提唱者):10%損切り
- kenmoさん(学習者・アレンジ):8%損切り。著書によれば集中投資の被害抑制とより良い銘柄への乗り換えを意図した設計
- 僕(学習者・素直派):DUKE。さんのルールをそのまま採用し10%
kenmoさんは同じ師匠から学びながら、自分の集中投資スタイルに合わせてアレンジした。一方の僕は、まずは型を素直に守るフェーズだと捉えています。
重要なのは数値そのものではなく、自分が信頼する投資手法と整合した損切り幅を機械的に運用することです。8%でも10%でも、ルールを感情で曲げないことが本質だと考えています。
4月エントリーの実例 ―― カタリスト別に3銘柄
4月は最高値圏の追走局面で複数の銘柄にエントリーしました。中でもカタリストの種類が綺麗に分かれている3銘柄を紹介します。
| 銘柄(コード) | エントリー日 | カタリストの種類 |
|---|---|---|
| 多摩川HD(6838) | 2026/04/09 | マクロ・国策テーマ型 |
| あさくま(7678) | 2026/03/26(打診)→ 04/27(追加) | 月次モメンタム型 |
| TOブックス(500A) | 2026/04/22 | 成長ドライバー型 |
多摩川HD(6838):国策テーマ型
エントリー理由:防衛費GDP比2%への増額という国家政策が直接的な追い風になる銘柄。AIスクリーニングが拾ったカタリストでした。
「国策に売りなし」という相場格言とも整合し、テーマの強度が高いと判断しました。
あさくま(7678):月次モメンタム型
エントリー理由:AIで前期の月次推移を調査したところ、8月以降に売上が急加速していることが確認できました。月次データの強さは決算発表前から成長を捉える手がかりになります。
エントリーは段階的(少量で様子見してから本格的に買い増す形)に行いました。
| 日付 | 株数 | 意図 |
|---|---|---|
| 2026/03/26 | 2株 | 打診買い |
| 2026/04/27 | 20株追加 | 25日線まで押して出来高減、押し目買いの好機と判断 |
最初は単元未満株で様子見の打診買いを入れ、その後株価が25日移動平均線まで押して出来高も減ってきたタイミングを押し目買いの好機と判断し、買い増しました。
TOブックス(500A):成長ドライバー型
エントリー理由:A-D評価プロンプトで「成長ドライバーの明確性」がA判定となった銘柄です。具体的には次の4つのドライバーが揃っていました。
- アニメ化パイプラインの厚み
- 主要IP数の継続的な積み上げ
- 他社IPの活用による「届ける」機能の外部展開
- 海外展開
成長ストーリーが多層的でワクワクできる銘柄です。
ただし懸念点もあります。上場直後でチャート形成があまり進んでいないため、新高値ブレイク投資の典型的なパターンには当てはめにくい点です。IPO直後銘柄(上場したばかりの銘柄)を新高値ブレイクで扱う際は、チャート形成が浅いというハンデを織り込んだ投資金額の調整が必要です。
3つの事例から見えるもの
3銘柄のカタリストはそれぞれ性格が異なります。
| カタリストの種類 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|
| 国策テーマ型 | 長期的に効きやすい | テーマ崩壊時の下落幅が大きい |
| 月次モメンタム型 | 決算前に先回り可能 | 月次の鈍化を見逃すと致命傷 |
| 成長ドライバー型 | 成長ストーリーが多層的で確信度を持ちやすい | チャート形成が浅いと新高値ブレイクの定石が使えない |
このようにカタリストの種類によって、強みも注意点も大きく異なります。つまり「新高値ブレイクのエントリー理由は1パターンではない」ということです。重要なのは、自分がどのタイプのカタリストを軸に判断しているかを意識することだと考えています。
✅ まとめ:高値圏で取るべきスタンス
本記事の要点は以下の通りです。
- 高値圏でも新高値ブレイク投資は機能する。ただしカタリスト品質が前提条件
- kenmoさんの手法の核は、徹底スクリーニング・時に集中投資・8% 損切りの3つ
- 高値圏特有のリスクは「ニセの新高値ブレイク」の増加
- 僕の運用ルールは、終値-10%超で損切り、カタリスト別に銘柄を分類してエントリー
3月の急落局面では「休むも相場」「撤退判断」が中心テーマでした。4月末の最高値圏では、相場のフェーズはひとまず追走局面に移っています。
ただし、イラン情勢をはじめとする地政学リスクは未解消であり、いつでもリスクオフに巻き戻る可能性は残っています。「最高値圏 = 安全」ではなく、「いつでも調整が来る前提で、強い銘柄に絞ってエントリーする」というスタンスが現実的だと考えています。
今のフェーズで個人投資家が取るべき行動は、強い相場の中で強い銘柄を選びつつ、リスク管理は緩めないことだと考えています。
なお、先ほど触れたTOブックスの「成長ドライバーの明確性A判定」は、僕が決算分析の後に使っているA-D 4段階評価プロンプトによる判定結果です。プロンプトの全文と運用方法は次回記事で公開予定ですので、興味のある方はそちらもあわせてご覧ください。
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