こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlog)です。
この記事では、2025年11月の資産推移と投資成績を、僕自身の振り返りとして記録します。
11月の株式市場は、日経平均株価とグロース市場が軟調に推移する一方、TOPIXは小幅ながら上昇するという、やや方向感の掴みにくい展開でした。僕にとっては決算発表シーズンの真っ只中であり、保有銘柄の「決算またぎ」に挑む月でしたが、結果は期待通りとはいきませんでした。
今月の主なトピックは以下の通りです。
- レントラックス(6045)を約2倍(+102%)で利益確定
- SSSKHD(4838)で中途半端な買い増しが裏目に出て損切り
- 利確・損切りを経て現金比率が9.4%に上昇
良い利確ができた銘柄がある一方で、エントリータイミングの甘さが露呈した月でもありました。今月の取引を振り返りながら、12月以降に向けた課題と方針を整理します。
🗺️ 資産状況サマリー(2025年11月末時点)
はじめに、11月末時点での資産全体の状況です。
総資産:¥8,429,075(前月比 +3.77%)
ポートフォリオ内訳:株式 45.1%|NISA 33.2%|ポケカ 12.2%|現金 9.4%
総資産は前月から約30万円増加し、840万円台を回復しました。現金比率が3.9%から9.4%へと上昇した点は、利確や損切りを経てポジションを整理した結果であり、次の仕掛けに向けた待機資金が確保できた状態と捉えています。
| 項目 | 10月末 | 11月末 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 総資産 | ¥8,122,871 | ¥8,429,075 | +¥306,204 |
| 現物株 含み損益 | +¥522,190 | +¥637,570 | +¥115,380 |
| NISA(ETF+投信) | ¥2,802,116 | ¥2,826,278 | +¥24,162 |
| 現金比率 | 3.9% | 9.4% | +5.5pt |



⚔️ 今月のピックアップ取引と反省
今月は利益確定と損切りの両方を経験しました。それぞれの取引を振り返ります。
1. 利益確定:レントラックス(6045)|+102%で利確
レントラックスは、2024年12月に@741円で100株をエントリーし、約11ヶ月間保有していた銘柄です。11月14日に発表された四半期決算の内容が弱かったことに加え、AI検索の隆盛が同社の主力事業であるアフィリエイト広告に与える影響も気になりました。
決算説明会資料では事業への影響は限定的との見解が示されていましたが、市場がそれをどう評価するかは別の話です。実際の業績への影響よりも、投資家の間に広がる不透明感が株価に反映される可能性を考慮し、翌営業日の始値で成行売却しました。
売却価格は@1,501円。取得価格から約2倍、+102%での利益確定となりました。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取得単価 | ¥741 |
| 売却単価 | ¥1,501 |
| 保有株数 | 100株 |
| 損益 | +¥76,000(+102.56%) |
この取引は、僕の投資スタイルにおける「良い決算で買い、悪い決算で売る」という基本ルールに沿った形での利確でした。決算内容だけでなく、市場心理やセンチメントの変化も判断材料に含めることで、感情に左右されず売却できた点は良かったと考えています。
2. 損切り:SSSKHD(4838)|中途半端な買い増しが裏目に
SSSKHDは、今月の典型的な失敗例となりました。
最初のエントリーは8月13日、@711円で100株。その後、10月6日に@921円で100株を買い増ししました。買い増し後の株価はヨコヨコの推移が続き、大きな動きはありませんでした。
11月の決算発表では、内容自体は悪くないと判断しましたが、株価の反応は下方向でした。決算後の下反応がダマシで、その後上昇に転じるケースもあるため、しばらく様子を見ることにしました。しかし、期待した反発は起こらず、株価は下落基調のまま推移。最終的に@701円で200株すべてを損切りしました。

| 項目 | 1回目(8/13) | 2回目(10/6) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 取得単価 | ¥711 | ¥921 | - |
| 株数 | 100株 | 100株 | 200株 |
| 取得金額 | ¥71,100 | ¥92,100 | ¥163,200 |
| 売却単価 | ¥701 | ¥701 | - |
| 売却金額 | ¥70,100 | ¥70,100 | ¥140,200 |
| 損益 | -¥1,000 | -¥22,000 | -¥23,000 |
この取引の反省点は2つあります。
1つ目は、決算と決算の間の「中途半端なタイミング」での買い増しです。10月の買い増しは、直近の決算から時間が経過したボックス相場の中で行ったものでした。新高値ブレイク投資の原則に立ち返れば、買い増しのタイミングは「決算発表直後の上昇初動」か「ブレイク後の最初の押し目(目安として1ヶ月以内)」に限定すべきでした。
2つ目は、決算下反応後の様子見判断です。過去の経験から「下反応でもダマシで上昇することがある」と考え、すぐに売却せず様子を見ましたが、結果的にこの判断が損失を拡大させました。
ただし、これは結果論でもあります。下反応後に反発する銘柄も実際に存在するため、様子見の判断自体が間違いだったとは言い切れません。今回の取引で最も大きな問題は、やはり1つ目の「中途半端なタイミングでの買い増し」です。もし買い増しをしていなければ、@701円の時点では含み損が約1.4%に留まり、-10%のロスカットラインには到達しないため、保有を継続できていました。買い増しによって損切りせざるを得ない状況に追い込まれたことが、この取引の本質的な反省点です。
🧠 今月の振り返りと12月へ向けた方針
11月の取引から得られた視点と、12月以降の取り組み方を整理します。
1. 振り返り:決算またぎの難しさ
- 得られた視点:11月の決算シーズンでは、期待していた「良い決算またぎ」がなかなか実現しませんでした。決算内容が良いと判断した銘柄でも株価が下反応するケースが散見され、市場の期待値と実際の評価にギャップがあることを改めて実感しました。レントラックスのように事前のルールに従って売却できた銘柄がある一方、判断に迷いが生じた場面も少なくありませんでした。
- 12月へ向けた方針:決算に対する市場の反応は事前に予測することが難しいため、引き続き「PTSでの初期反応」と「事前に定めた売却ルール」を基準にした機械的な対応を徹底します。特に、自分の期待や願望を排除し、株価の動きという事実に基づいて判断することを意識していきます。
【💡 補足:PTS(夜間取引)とは?】
PTS(私設取引システム)とは、証券取引所が閉まった夜間でも株を売買できる仕組みです。企業の決算は取引終了後(15:00以降)に発表されることが多いため、PTSでの株価は、その決算に対する市場の「最初の反応」を知るための重要な手がかりになります。
2. 反省:買い増しタイミングの最適化
- 得られた視点:SSSKHDの取引で痛感したのは、「中途半端なタイミングでの買い増しはリスクしかない」ということです。決算と決算の間のボックス相場で買い増しを行うと、仮にその後株価が下落した場合、平均取得単価が上がっている分だけ損失が拡大します。今回のケースでは、買い増しをしなければロスカットラインに到達せず保有を継続できていたものが、買い増しによって損切りせざるを得ない状況に追い込まれました。
- 12月へ向けた方針:新高値ブレイク銘柄への買い増しは、以下の2つのタイミングに限定することを改めてルール化します。
- 決算発表直後の上昇初動:良い決算を受けて株価が動き出したタイミング
- ブレイク後の最初の押し目(1ヶ月以内が目安):新高値更新後、最初の調整局面
これ以外の局面、特に決算間のボックス相場やダラダラとした調整局面での買い増しは、どれだけ銘柄に自信があっても控えるようにします。
✅ まとめ:11月の振り返りと12月へ向けた基本方針
11月の取引から得られた教訓と、12月以降の基本方針をまとめます。
- ルールに基づいた利益確定は継続する
- 買い増しは「決算直後の初動」か「最初の押し目」に限定する
11月は、良い利確と痛い損切りの両方を経験した月でした。特に買い増しタイミングの甘さが今月最大の反省点です。12月は年末相場となりますが、焦らず、ルールを守り、次のチャンスに備えていきたいと思います。
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