【Gemini 3.0】株価チャートを見せて「買いか売りか」AIに判断させてみた結果

こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlogです。

Googleから最新AIモデル「Gemini 3.0」が登場しました。今回のモデルは「画像認識」や「Vibe(雰囲気・空気感)」を読み取る能力が強化されているとのことです。

そこで今回は、「Gemini 3.0に株価チャートを見せたら、実用に耐えるテクニカル分析を出力できるのか?」を検証してみました。

プロンプトの工夫や追加設定は行わず、シンプルな指示でチャートのスクリーンショットを読ませています。

🛠️ 検証環境と使用プロンプト

検証環境

  • モデル:Gemini 3.0(ウェブUI経由)
  • 検証日:2025年11月28日

使用プロンプト

1. 【テクニカル分析】
現在のトレンドは「上昇」「下降」「レンジ」のどれか?
移動平均線やローソク足の形状から読み取れるサインは?

2. 【相場の雰囲気(Vibe)判定】
このチャートから感じる投資家心理は「強気(楽観)」か「弱気(悲観)」か?
あるいは「迷い」が見られるか? 直感的な印象を言語化してください。

3. 【結論】
今、この株を買うべきか? それとも様子見か?
「〜の可能性が高い」という表現で、投資家としてのスタンスを示してください。

※断定は避け、あくまでチャート形状からの客観的な分析として回答してください。

このプロンプトとチャート画像のみを入力し、追加の文脈情報は与えていません。


🔍 検証1:直近チャートの診断

まずは、検証時点(2025年11月28日)の日足チャートを読ませてみました。

Case 1:綺麗な上昇トレンドの銘柄(S&J:5599)

直近で高値を更新している銘柄のチャートです。(※筆者保有銘柄)

S&J(5599)の日足チャート。株価は上昇トレンドにあり、移動平均線がパーフェクトオーダーに近い形状を示している
S&J(5599)日足チャート(2025年11月28日時点)

Gemini 3.0の回答要約は以下の通りです。(Gemini分析の全文はこちら

  • トレンド: 「明確な上昇トレンド」。移動平均線がパーフェクトオーダーに近い。
  • 形状: 「カップ・ウィズ・ハンドル」の形成に見える。
  • Vibe: 「強気(楽観)への転換点」。
  • 結論: 「買い(エントリー)」の可能性が高い。

【ゆーすけの評価】
「カップ・ウィズ・ハンドル」といった具体的なチャートパターン名を指摘するなど、テクニカル分析の定義に基づいて現状のチャート形状を正確に言語化できていると言えます。

Case 2:下落中の銘柄(スマートドライブ:5137)

次は、決算後に急騰したものの、その後下落が続いている銘柄です。(※筆者保有銘柄)

スマートドライブ(5137)の日足チャート。決算後の急騰から下落に転じ、主要な移動平均線を割り込んでいる状態。
スマートドライブ(5137)日足チャート(2025年11月28日時点)

Gemini 3.0の回答要約は以下の通りです。(Gemini分析の全文はこちら

  • トレンド: 「下降トレンド(短期)/調整局面」。主要な移動平均線を割り込んでいる。
  • Vibe:「弱気(悲観・失望)」。チャートからは「失望」と「焦り」が感じられる。
  • 表現: 「イナゴ投資家」や「シコリ玉(高値掴みのポジション)」といった言葉を使って需給の悪化を指摘。
  • 結論: 「様子見(Wait)」。今は「落ちるナイフを掴む」行為に近い。

【ゆーすけの評価】
「イナゴ」「シコリ玉」といった、Web上の投資コミュニティで使われる用語が回答に含まれていました。単に価格が下がっている事実だけでなく、需給バランスの悪化や投資家心理の冷え込みといった背景まで含めて記述されており、リスク警告として機能しています。


🧪 検証2:過去チャートによるバックテスト

ここからは、より厳密な検証として過去データを用いたバックテストを行います。「3ヶ月前(2025年8月末)の過去チャート」を読ませ、AIが転換点を読めるかどうかを確認しました。選んだのは、「ちょうど底」と「ちょうど天井」のタイミングにある銘柄です。

Case 3:底値圏の銘柄(ワークマン:7564)

2025年8月末、下落が続いて底を打ち、その後反転上昇したタイミングのチャートです。

AIに見せたチャート(2025年8月29日時点)

ワークマン(7564)の日足チャート(2025年8月29日時点)。株価は下落トレンドにあり、移動平均線がデッドクロスを形成している。
AIに見せたチャート:ワークマン(7564)日足チャート(2025年8月29日時点)

その後のチャート(2025年11月28日時点)

ワークマン(7564)の日足チャート(2025年11月28日時点)。8月末の底値から反転し、上昇トレンドに転換している。
その後のチャート:ワークマン(7564)日足チャート(2025年11月28日時点)

Gemini 3.0の回答要約は以下の通りです。(Gemini分析の全文はこちら

  • トレンド:「下降トレンドへの転換」
  • Vibe:「弱気(悲観)」
  • 結論:「さらに下落する可能性が高い。様子見推奨」

【結果】AIは「売り(様子見)」と判断しました。

【考察】移動平均線やトレンドラインといったテクニカル指標に基づけば「売り」の局面であるため、AIの分析自体はセオリー通りです。しかし、結果としてその後の「売られすぎからの反転」という転換点を読み取ることはできませんでした。

Case 4:急騰中の銘柄(L is B:145A)

2025年8月末、急騰してまさに天井をつけたタイミングのチャートです。

AIに見せたチャート(2025年8月29日時点)

L is B(145A)の日足チャート(2025年8月29日時点)。株価は急騰し、移動平均線から大きく乖離した過熱状態を示している。
AIに見せたチャート:L is B(145A)日足チャート(2025年8月29日時点)

その後、株価は大幅に下落しました。

その後のチャート(2025年11月28日時点)

L is B(145A)の日足チャート(2025年11月28日時点)。8月末の高値から大幅に下落し、株価が急落している。
その後のチャート:L is B(145A)日足チャート(2025年11月28日時点)

Gemini 3.0の回答要約は以下の通りです。(Gemini分析の全文はこちら

  • トレンド:「上昇トレンド」「パーフェクトオーダー(短期・中期・長期の移動平均線が順番に並ぶ強気のサイン)」
  • Vibe:「もう誰も止められないという勢いを感じる、非常に強い買意欲」
  • 懸念点:「短期線と中期線の乖離が大きく、過熱感がある」
  • 結論:「中長期投資家としては、トレンドは魅力的だがリスク管理の観点から『様子見』が賢明」

【結果】AIは強いトレンドを認めつつも、過熱感を理由に新規買いには慎重な姿勢を示しました。

【考察】「強い買意欲」を認めつつも、移動平均線からの乖離率などを根拠に「過熱感(買われすぎ)」を指摘しています。結果的に株価は下落しましたが、AIは「トレンドの強さ」と「高値掴みのリスク」の両方を天秤にかけ、リスク管理を優先した「様子見」という判断を下しました。これは教科書的ではありますが、大きな損失を避けるための合理的な判断だったと言えます。


✅ 結論:Gemini 3.0は「忠実な教科書」である

以上の結果から、Gemini 3.0の特性は次のように整理できます。

  1. 現状認識の精度: チャートの形状や指標を、定義通りに読み取る能力は高い。
  2. 予測の限界: あくまで「現在のトレンドや過熱感」を指摘するにとどまり、トレンドの転換点(未来)を断定することはできない。

つまり、Gemini 3.0は現状認識には強いものの、未来予測には限界があるということです。自分の相場観と照らし合わせ、アイデアを検証するための対話相手としては十分に機能するでしょう。しかし、そこから先の投資判断は人間が行う必要があります。AIの回答はあくまで「セオリー」であり、実際の相場ではそのセオリーが通用しない場面も多々あるからです。

今回のS&Jなどの診断が正しかったかどうか、機会があれば数ヶ月後に振り返ってみたいと思います。


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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。