【GPT-5対応】ChatGPTで決算書を秒速要約する実践手順|プロンプト全文・精度UPのコツ

🎯 はじめに

今回は、ぼくが日々の投資活動で実際に使っている「ChatGPTによる決算書要約」のやり方をまとめます。
特に決算発表シーズンに大活躍するワークフローで、成長株投資をベースにした分析を想定しています。

💡 ゆーすけ流 新高値ブレイク投資術の解説記事はこちら 👉 【テクノファンダ入門】新高値ブレイク×分散戦略|投資の素人でも勝てる中期トレード術
※この記事の手法のベースになっている投資スタイルです。

株探の開示情報ページ→ChatGPTへのPDF貼り付け→要約出力まで、実務レベルの手順とコツを全て公開します。


🤖 使用するGPTsと理由

  • 使用モデルStocks, Crypto, Options & Forex: Market Summary
    投資家向けに最適化されたカスタムGPTで、決算・市況情報の要約精度が高いのが特徴です。
Stocks, Crypto, Options & Forex: Market Summary

💡 補足:カスタムGPT(GPTs)とは?
ChatGPTの機能を拡張し、特定の目的や作業に最適化できるカスタムAIです。プログラミング支援や語学学習、資料作成、投資分析など、幅広い分野に合わせて事前設定(知識・指示・ツール連携など)が組み込まれており、通常のGPTよりも専門的な出力が可能です。

使用するカスタムGPTの探し方
下の画像のように、ChatGPTのサイドバーから「GPT」を選び、検索窓に
Stocks, Crypto, Options & Forex: Market Summary と入力すると見つかります。

GPT検索窓
サイドバーからGPTを選択するとGPT検索窓が開く

🔎 元資料の集め方(株探活用)

  1. 株探で対象銘柄のページを開く
  2. タブからニュース → 開示情報
  3. 決算短信(IFRS/日本基準)と決算説明会資料PDF URLをコピー
  4. ChatGPTにURLをそのまま貼る(複数同時可)

📋 プロンプト全文

個人投資家向けに決算の要約をお願いします。
対象:添付(またはURLで指定)の決算短信と決算説明会資料。
必須項目:
① 事業内容(セグメント比の概観)
② 強み(定量・定性)
③ 営業利益率(現状とドライバー)
④ 業績進捗率(会社計画比)
⑤ 成長シナリオ(短期〜中期)
出力トーン:個人投資家向け、専門用語は短く補足。
長さ:7,000字程度(見出し・箇条書き混在OK)。
よく考えて。


出力文字数

  • 7,000字:5,000字だと情報不足、10,000字だと冗長。あくまで僕の場合なので、自分が集中して読める文字数で各々調整してもらえればいいと思います。

末尾に「よく考えて」をつける裏技

  • よく考えて:AIに推論を深掘りさせるための指示。”よく考えて”を最後につけることでThinkingモードの利用回数制限(無料1日1回、Plus週80回など)を消費せずにThinkingモード(もしくはそれに準ずるモード)で深堀してもらえます。(※2025/8/10現在)

プロンプト入力例

下記は、ぼくが実際に決算要約を依頼するときに使っているプロンプトの入力例です。


🧰 出力例と活用法

ChatGPTからの出力は、銘柄ごとに同じ構成で整理されるため、複数銘柄の決算比較やポートフォリオの見直しにそのまま活用できます。
例えば次のような場面で効果を発揮します。

  • 決算シーズンの効率化
    1銘柄あたり1〜2分程度で要約できるため、1日で複数銘柄の決算を整理可能。
  • ポートフォリオの再構築
    保有銘柄の業績トレンドを比較し、入れ替えや買い増し判断の材料に。
  • セクター別分析
    同じ業界内で複数銘柄の数字を並べ、相対的な強さを把握。
  • 監視リスト管理
    出力結果は、銘柄監視リストにURLで保存し、あとから確認。
ソニーグループ(6758)決算要約 キャプチャー画像

🧭 まとめ

  • 株探 → 対象銘柄 → ニュース → 開示情報 → 決算短信+説明会資料のURL取得 → ChatGPT要約
    この流れで、決算日の情報収集が数分で完了。
  • プロンプト末尾の「よく考えて」で、より深掘りした分析を引き出せる。
  • 出力は同じ構成に揃えておくことで、銘柄横断の比較が格段にしやすくなる

この手法を使えば、忙しい兼業投資家でも決算情報の把握スピードが飛躍的に向上します。
あとは抽出した銘柄の成長が持続するかを見極め、投資判断につなげます。


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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。