こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlog)です。
前回の記事では、2026年3月のイラン情勢による急落局面で、含み益バッファの薄い銘柄を処分して現金比率を高めた経緯をお伝えしました。
あれから10日。3月19日、日経平均は終値で前日比-1,866円(-3.38%)の53,372円まで下落しました。
「いつ買い直せばいいのか」「もう底は近いのか」──。こうした疑問を持つ方も多いと思います。僕自身、同じ問いに向き合っている最中です。
本稿では、新高値ブレイク×成長株投資家である僕が、この調整局面で何を見て、何をやり、何をやらないかをリアルタイムの観察ログとしてまとめます。
🔍 今の局面をどう見ているか ──「暴落」ではなく「調整」
まず、僕自身の現状認識を整理しておきます。
2月末に58,000円台をつけていた日経平均は、3月中旬時点で53,000円台まで下落しました。約5,000円の下げ幅は数字だけ見ると大きいですが、僕はこれを「暴落」ではなく「調整」と捉えています。
理由は主に3つあります。
1つ目は、そもそも2月末までの上昇が短期的に過熱していたこと。日経平均は2月26日に58,753円の過去最高値をつけており、このペースの上昇が持続する方が不自然だったとも言えます。イラン情勢という外部要因がきっかけにはなりましたが、遅かれ早かれ株価が調整に入る局面だったという見方もできます。

2つ目は、日経平均が75日移動平均線付近で粘っていること。チャートを見ると、この水準で一定の買い支えが入っている印象があります。ここを明確に割り込むようだと警戒感が強まりますが、そのためにはイラン情勢の一段の悪化や、それに匹敵する新たな下げ材料が必要になりそうです。
3つ目は、騰落レシオ(25日)が総悲観の水準に達していないこと。騰落レシオは値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数で算出される指標で、100を基準に市場の強気・弱気の温度感を測る目安として使われています。
| 日付 | 日経平均株価 | 日経平均(変化) | 騰落レシオ(25日) |
|---|---|---|---|
| 3/18 | 55,239.40 | +1,539.01 | 105.83 |
| 3/17 | 53,700.39 | -50.76 | 103.33 |
| 3/16 | 53,751.15 | -68.46 | 101.92 |
| 3/13 | 53,819.61 | -633.35 | 107.51 |
| 3/12 | 54,452.96 | -572.41 | 114.12 |
日経平均が5,000円以上下落している割に、市場全体が総悲観に陥っているわけではないことが読み取れます。
僕は70前後を底打ちの目安の一つとして見ていますが、現時点ではその水準には達していません。前回の記事でも騰落レシオに触れているので、あわせて参考にしてみてください。
⚖️ 調整局面での行動原則 ── 押し目買いと新高値ブレイクの違い
株価が大きく下がると、「ここが買い場ではないか」と考える投資家は少なくありません。実際に、調整局面を押し目と捉えてエントリーする手法は存在しますし、それ自体が間違いというわけではありません。
ただし、投資手法によって調整局面での正解は異なります。僕が実践している新高値ブレイク投資の場合、調整局面での行動はシンプルです。新高値をとってくる銘柄が出てくるまで待つ。
| 押し目買い | 新高値ブレイク | |
|---|---|---|
| 買うタイミング | 下がったとき | 上がったとき(新高値更新) |
| 判断の根拠 | 「安くなった」=過去の価格との比較 | 「高値を更新した」=市場が強さを認めた |
| 調整局面での行動 | 下がった銘柄を拾いに行く | 新高値が出るまで待つ |
| リスク | さらに下がる可能性(落ちるナイフ) | 機会を逃す可能性(待ちすぎ) |
どちらの手法にもメリットとリスクがあり、優劣の問題ではありません。ただ、新高値ブレイク投資を選んでいる以上、調整で下がった銘柄を「安いから」という理由で買うのは手法の原則に反する。僕が押し目買いをしないのはそれだけの理由です。
👀「待つ」ときに何を見ているか
「待つ」とは言っても、何もしていないわけではありません。毎日チェックしていることがいくつかあります。
新高値銘柄リスト
最も重視しているのはこれです。調整局面でも新高値を更新する銘柄はゼロにはなりませんが、そのときの相場テーマに沿った銘柄が中心になりがちです。今回であれば、イラン情勢と原油高騰を背景に防衛関連や資源関連が目立っています。
僕の投資対象は中長期の成長株なので、こうした銘柄に飛びつくことはしません。現時点で対象になる銘柄はかなり少ない状況ですが、ゼロではありません。次のセクションで触れる2銘柄がそれにあたります。
監視銘柄リスト
調整が始まってから銘柄の調査は続けていますが、結果として監視リストに新たに加えた銘柄はまだありません。調査はしたものの、今は追加するタイミングではないと判断しています。
日経平均の75日移動平均線
先ほど触れた通り、日経平均は75日線付近で粘っています。この水準を維持して反発するのか、それとも割り込んで一段安になるのか。個別銘柄のエントリー判断の前提条件として、地合いの方向感は確認し続けています。
📈 それでも買った2銘柄 ── テスHDと粧美堂
前回の記事で「様子見基本」と書きましたが、それは積極的に銘柄を探しに行かないという意味であって、何があっても買わないという意味ではありません。原則は変わらず、新高値をとってくる銘柄が現れたら動く。この2銘柄はその条件を満たしていました。
テスホールディングス(5074)
テスHDは再生可能エネルギー・蓄電池分野のEPC(設計・調達・建設の一括請負)事業を手がける成長企業です。前回の記事では3月9日に打診買い(100株)を入れたところまで書きました。
その後、3月12日に100株を買い増しし、現在200株を保有しています。

買い増しの理由はシンプルで、地合いが悪い中でも高値をとってきていたからです。3月上旬の日経急落で一度下げたものの、出来高を伴って切り返し、調整局面を耐えていました。強さを確認して追加した形です。
粧美堂(7819)
粧美堂はキャラクターコスメやキッズコスメを手がけるファブレスメーカー(自社工場を持たず製造を外部委託するメーカー)で、AIエントリー判断プロンプトの記事でも取り上げた銘柄です。3月10日に100株をエントリーしました。

こちらも理由は同じです。2月の決算発表後に上場来高値圏を維持したまま、日経の調整局面を耐えていました。逆風の中でも崩れない銘柄は、地合いが回復した際に再び動き出す可能性があると見ています。
💼 ポートフォリオの現状 ── 撤退判断から10日後
3月19日時点のポートフォリオを、前回記事時点(3月9日)と比較します。

| 3月9日 | 3月19日 | |
|---|---|---|
| 保有銘柄数 | 9銘柄 | 10銘柄 |
| 評価額合計 | 1,581,292円 | 1,788,176円 |
| 含み益合計 | +433,988円(+37.83%) | +450,872円(+33.71%) |
| 前日比 | -45,120円(-2.77%) | -77,240円(-4.14%) |
テスHDの買い増しと粧美堂の追加により評価額は増えていますが、含み益率は37.83%→33.71%とやや低下しました。これは新規エントリー分が加わったことで全体の平均が下がったことによるもので、上位銘柄(マイクロアド+79%、サイエンスアーツ+60%、エディア+54%)のバッファは依然として厚い状態です。
日経平均が3/19に1,866円下落した中で、ポートフォリオの前日比は-4.14%。前回の記事で「含み益バッファの厚い銘柄だけを残す」と判断した構造が、10日経った今も機能していると考えています。
🔁「復帰」のトリガーは何か
最後に、本格的にエントリーを再開する条件について整理しておきます。
条件は大きく3つあります。
1つ目は、新高値銘柄リストに成長株が戻ってくること。これが最優先です。テーマ株や資源関連だけでなく、業績の裏付けがある成長株が新高値を更新し始めたら、地合いが変わりつつあるサインだと判断します。
2つ目は、日経平均が75日移動平均線を維持して反発に転じること。個別銘柄の強さだけでなく、地合い全体の方向感が上向きに変わるかどうかを確認したいと考えています。
3つ目は、エントリー判断スコアリングプロンプトでGOが出ること。5項目のスコアリングで条件を満たした銘柄に絞ることで、調整明けの焦りから質の低いエントリーをするリスクを減らせます。
「いつ戻るか」を事前に決めることはできません。日付や価格で予測するのではなく、市場がシグナルを出すのを待つ。それが今の僕のスタンスです。
✅ まとめ
調整局面で新高値ブレイク投資家がやることは、突き詰めるとシンプルです。
- 新高値をとってくる銘柄にだけフォーカスする
- 押し目買いはしない
- 条件が揃えば調整中でも動く。揃わなければ動かない
- 「待つ」は何もしないことではなく、観察を続けること
前回の記事で書いた撤退判断も、今回の観察ログも、根底にあるのは同じ原則です。上昇トレンドに乗る手法だから、トレンドが崩れたら降りる。条件が揃ったら乗る。
この調整がいつ終わるかは分かりません。ただ、いつ終わっても動けるように準備しておくことが、今の局面で個人投資家にできることだと考えています。
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