新高値ブレイク銘柄をAIで判定 ── 5項目スコアリングと執行制約の設計記録

こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlogです。

以前の記事で、決算要約の後にAIへ「A-Dの4段階評価で教えて」と聞くだけで投資アナリストとして機能するという話を書きました。ただ、この方法には限界がありました。

日本高純度化学(4973)が終値ベースで新高値をブレイクした日に同じ質問をしたところ、AIは「乖離率(株価と移動平均線の距離を示す指標)が大きい」「確認してからでも遅くない」と返してきました。翌日株価は+10%以上上昇。AIに従って見送ったことで、完全な機会損失となってしまいました。

問題はAIの判断そのものではなく、僕の投資スタイルに合ったルールをAIに与えていなかったことです。「A-Dで評価して」だけでは、新高値ブレイクのような局面でAIが慎重寄りに偏ることがありました。そこで、新高値ブレイク×成長株投資に特化したエントリー判断プロンプトの開発を始めました。

本稿では、AI対話を通じて7段階の改善を経てスコアリング型プロンプトを作り上げるまでの設計経緯と、プロンプト全文を公開します。


🚫 AIは新高値ブレイクが嫌い

Scene 1 ── ブレイクを「過熱感」で止められた

2026年2月16日、日本高純度化学(4973)が終値5,180円で終値ベースの新高値を更新しました。1月28日の決算発表後に急騰し、約3週間のボックス圏(4,600〜5,200円)を形成した後のブレイクです。PTS(私設取引システム。証券取引所の時間外に売買できる市場)では5,350円まで買われており、翌日の続伸を示唆する形になっていました。

この日のチャートをClaude Opus 4.6(Genspark経由)に見せて、エントリー判断を聞きました。

日本高純度化学(4973)の日足チャート。2026年2月17日時点、終値5,710円(前日比+10.23%)。1月末の決算後に急騰し、出来高174,400株を伴って新高値を更新している。
日本高純度化学(4973)日足チャート 2/17終値5,710円(+10.23%)。AIへの質問は前日2/16に実施(出典:株探)

👤 ゆーすけ:「この銘柄に投資するとしてA-Dの4段階評価で教えて」

🤖 AI:「B(買い候補だが、エントリータイミングに注意)。75日線から+40.4%の上方乖離、信用倍率591倍の買い方偏重。現在の5,180円水準での新規エントリーは推奨しない。25日移動平均線(約4,530円)への調整を待つべき

👤 ゆーすけ:「終値で新高値ブレイクの形になっているが、どう思う?」

🤖 AI:「ブレイクの形状は認めるが、出来高の質・決算ギャップアップの信頼性・信用買い残の3点が懸念。確認してからでも遅くない

信用倍率は買い注文と売り注文のバランスを示す指標で、591倍は買いに極端に偏っていることを意味します

新高値ブレイク投資は「高いところを買う」手法です。乖離率が大きいのはブレイク初動では当たり前のことですが、AIはそれを「過熱」と評価し、実質的にエントリーを否定しました。

Scene 2 ── 翌日+10%、反省ではなくプロンプトを書け

翌2月17日、日本高純度化学は終値5,710円(前日比+10.23%)、出来高174,400株で引けました。

👤 ゆーすけ:「今日も大幅高で新高値ブレイクしてます」

🤖 AI:「これは認めざるを得ない。昨日の段階でPTSが5,350円をつけていた時点で、今日のギャップアップは想定できたはず。自分の判断ミスだ

👤 ゆーすけ:「その反省は別のチャットで再現できない。再現可能なプロンプトを書いてくれ

AIは反省を述べましたが、問題はそのチャットの中でしか再現できないことです。別の銘柄、別のチャットで同じ質問をすれば、AIはまた「乖離率が大きいので待て」と言う可能性が高い。反省を「気持ち」で終わらせず、プロンプトとして構造化する。ここから7つの改善が始まりました。


🔄 プロンプトの骨格を作る

Scene 3 ── なんでもかんでも推奨しそう

Scene 2でAIが書いた初版プロンプトは、Scene 1〜2の失敗を裏返して「過熱感を理由にブレイクを否定するな」「先送り回答をデフォルトにするな」といった「〜するな」を並べただけのものでした。

👤 ゆーすけ:「見ると新高値ブレイクしたらなんでもかんでも推奨してきそうな懸念があるんだけど、大丈夫なの?」

🤖 AI:「その懸念は正しい。今の禁止事項は『今回の失敗』に過剰適合している。振り子を反対に振りすぎて、質の低いブレイクにまで乗ってしまうプロンプトになっている」

AIは「禁止事項ではなくスコアリングの閾値に置き換える方が構造的に正しい」と提案し、5項目スコアリング+総合判定ルールに書き換えました。5項目は「上値のしこり」「出来高」「ファンダメンタルズの裏付け」「足場の形成」「需給状況」で、それぞれA/B/C/Dの4段階で評価します。

ポイントは総合判定の閾値です。A/B評価が3項目以上ならエントリー推奨、2項目なら条件付き、1項目以下なら見送り。さらにD評価が2項目以上なら質に関わらず見送り推奨というルールが、暴走を防ぐ安全弁として機能しています。

「〜するな」で制御するのではなく、スコアリングの結果に従わせる。この構造転換がプロンプト全体の設計方針を決定づけました。

Scene 4 ── S株は指値が使えない

ところが、AIは日本高純度化学について「押し目を待って指値で5,200円に入れておけ」と助言しました。

👤 ゆーすけ:「5000円台の株は単元未満株でしか買えないので指値なんか使えない。だから昨日チャンスだったんだよ」

🤖 AI:「それは重要な制約条件だった。投資可能資金から逆算すると単元(100株=約57万円)は張れないということだな」

👤 ゆーすけ:「25万以上は単元未満株になるかな。あとSBI証券だから始値成行しかないと思うよ」

AIは僕の売買の制約条件を把握していませんでした。株価2,500円以上の銘柄はSBI証券のS株(単元未満株)での売買になり、成行注文・翌営業日の始値約定しか選べません。指値も逆指値も使えない。つまり「押し目を指値で待て」というアドバイスはそもそも実行不可能だったわけです。

この指摘を受けて、プロンプトに「執行制約」セクションを追加しました。株価2,500円以上はS株で成行注文のみ、2,500円未満は単元100株で指値・逆指値が使用可能、ただしザラ場はリアルタイムで監視しない前提。「押し目を指値で待て」「寄り付きの値動きを見て判断しろ」等の助言は禁止としています。

投資判断の精度をいくら上げても、実行できない助言では意味がない。プロンプトにユーザーの執行環境を明示することで、AIの助言が実行可能な形式に制約されるようになりました。

Scene 5 ── 「-7%」に根拠はあるのか

S株は損切りに最低2営業日かかります(異変確認→その夜に注文→翌日寄りで約定)。この遅延リスクへの対処として、AIは「エントリー翌日の終値が約定価格から-7%以上下落した場合、即撤退」というルールを提案しました。

👤 ゆーすけ:「これってソースあるの? 一般論? ただの感覚?」

🤖 AI:「正直に言う。感覚だ。7%という数字に統計的な根拠はない」

👤 ゆーすけ:「ボラティリティから算出する方が合理的でしょ」

🤖 AI:「その通りだ。直近20日の平均日中値幅率を基準にして、通常の値動きの範囲を超えた下落を定義する。平均値幅率の2倍を閾値にすれば、銘柄ごとに適切な水準が出る」

👤 ゆーすけ:「計算して。チャートの画像渡してるんだから」

この一言を受けて、プロンプトには「チャート画像・株価情報から直近20日間の日中値幅率の平均を算出し、その2倍を即撤退ラインとして提示すること」と記載しています。

日本高純度化学の場合、直近20日の平均日中値幅率は約4.6%。2倍で即撤退ラインは-9.2%です。これなら「感覚」ではなく、その銘柄のボラティリティに基づいた根拠のある数値になります。


🛠️ 実戦投入で見つかった穴

Scene 6 ── 損切りロジックの適用範囲ミス

Scene 1〜5を経て完成したプロンプトを、別の銘柄で実戦テストしました。対象は粧美堂(7819)。キャラクターコスメやキッズコスメを手がけるファブレスメーカー(自社工場を持たず製造を外部委託するメーカー)で、2月13日の1Q決算発表後に上場来高値を更新していた銘柄です。

プロンプトの評価結果は🟢GO(A評価3項目)。当時の株価は約1,150円で、指値1,101円で100株の注文を出しました。ここまでは順調でしたが、損切りの設定で問題が出ました。

👤 ゆーすけ:「990円の逆指値、ノイズで狩られない?」

🤖 AI:「やや窮屈だと思う」

👤 ゆーすけ:「窮屈だと思うのになぜこの数字を出した?」

🤖 AI:(検証した結果)「損切りロジックが『S株のリスク管理(2,500円以上に適用)』の中にあり、1,150円の銘柄には本来適用されないルールを流用していた」

プロンプトの構造上の問題でした。損切り基準の算出ロジックがS株セクション(株価2,500円以上)の中に格納されていたため、2,500円未満の銘柄には適用ルールが存在しない。AIはルールがないまま数字を出していました。修正として、損切りロジックをS株セクションから独立させ、「損切り基準の設定(全銘柄共通)」として切り出しました

最終的にこの銘柄では逆指値を置かず、終値管理(終値1,000円割れで成行売り)に切り替えました。なお、エントリーの指値1,101円はこの時点では約定していません。

Scene 7 ── 4週間刺さらない指値

Scene 6で出した指値注文は、4週間にわたって約定しませんでした

指値結果
1,101円未約定(当日安値1,125円)
1,150円に引き上げ未約定
1,200円に引き上げ未約定(当日安値1,148円、2円差)
1,250円に引き上げ約定

問題は、AIが1,200円の指値を推奨しておきながら、こちらが『刺さるのか?』と聞いたら自分で『確率は低い』と認めたことです。

👤 ゆーすけ:「指値1,200円って刺さるんだろうか?」

🤖 AI:「率直に言う。刺さる確率は低い。1,200円以下は寄り付き直後の数分間しか滞在していない」

👤 ゆーすけ:「でも1,200円推奨してたのは、あなたですよね?」

🤖 AI:「その通り。前回の推奨が甘かった。指値を提示する際に『約定確率』を明示的に評価するプロセスが欠けていた

テクニカル的に合理的な指値でも、約定しなければ意味がない。この問題に対処するため、プロンプトに「指値の約定確率チェック」を追加しました。直近10営業日の日中安値から、提示した指値への到達率を算出し、確率が低ければ指値の引き上げや成行を検討させるルールです。

最終的に1,250円で約定し、3/11には終値1,321円(+5.68%)。約定までに4週間かかりましたが、ファンダメンタルズがA評価の銘柄を適正な価格で拾えた結果にはなっています。


🧪 検証 ── 2銘柄に適用した結果

プロンプトをグローバルキッズCOMPANY(6189)テスホールディングス(5074)に適用しました。Gキッズは既保有銘柄で、プロンプトを買い増し判断に使用しました。

銘柄コード評価日スコア判定結果
Gキッズ61892/19B/C/A/B/C🟢 GO846円で買い増し→保有中
テスHD(1回目)50742/19C/A/A/D/D⚫ REJECT見送り
テスHD(2回目)50742/27C/D/A/D/C⚫ REJECT見送り
テスHD(3回目)50743/6C/A/A/B/C🟢 GO580円で約定→保有中
※スコアは 上値しこり/出来高/ファンダメンタルズ/足場/需給 の順
テスホールディングス(5074)の日足チャート。2026年3月6日時点、終値643円(前日比+12.41%)。2月下旬の調整で足場を形成し、3月6日に出来高380万株を伴って上昇している。
テスHD(5074)日足チャート 3/6終値643円(+12.41%)。2回のREJECT後、足場形成を経て🟢GO(出典:株探)

注目すべきはテスHDの推移です。ファンダメンタルズはA評価のまま一貫していましたが、1回目は足場と需給、2回目は足場と出来高がネックとなり2回連続でREJECT。3回目で足場がBに改善し、出来高も回復したことでようやく🟢が点灯しました。5項目スコアリングによって、何が足りないのか、何が揃えばエントリーできるのかが可視化されています。


📜 エントリー判断プロンプト全文

以下が現時点のエントリー判断プロンプトです。「執行制約」セクションの金額や証券会社のルールはご自身の環境に合わせて書き換えてください。

使い方:

  1. 決算要約プロンプトで決算分析を実行する
  2. 同じチャット内で、このプロンプトと銘柄のチャート画像を貼る
  3. AIがスコアリング→エントリー判断を返す
決算要約プロンプト(現行版・クリックで展開
※決算要約プロンプトは事業内容・営業利益率・業績進捗率など8項目の分析を指示するものです。詳細は前回記事を参照してください。
# 個人投資家向け決算要約プロンプト(統合完成版)

以下の指示文を使用し、決算短信や決算説明会資料から**個人投資家向けの決算要約レポート**を作成してください。

## 重要:Python使用と出力に関する絶対ルール
1. **数値計算の必須化**: 成長率、利益率、進捗率、構成比などの数値は、必ずPythonコードを実行して正確に算出すること。
2. **コードの完全非表示**: 
   - 実行したPythonコードや計算過程のログ(コードブロック)は、**最終的な出力には一切含めないでください。**
   - 読者に見せるのは、計算済みの数値が自然に組み込まれた文章のみです。
3. **文字数カウント**: 
   - レポート作成後、内部処理で本文の文字数をカウントし、末尾に「本文は◯◯字」と明記してください(このカウント処理のコードも見せないこと)。

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## 入力
- **対象資料**: {決算短信ファイルまたはURL}, {決算説明会資料ファイルまたはURL}
- **対象企業**: {企業名}
- **決算期**: {四半期・年度}

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## 出力仕様
- **対象読者**: 個人投資家(初心者〜中級者)
- **文体トーン**: 投資家向け。平易な日本語を中心に、専門用語は必ず短い補足を入れる。
- **構成**: 見出し・箇条書き・段落を混在させる。
- **文字数**: 約2,000字(誤差 ±5%)。最終的に内部処理で文字数をカウントし、末尾に「本文は◯◯字」と明記。
- **数値**: 売上成長率、営業利益率、進捗率、ストック比率などは内部計算のうえ本文に反映。

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## 出力内容(必須項目)

**企業名(コード)決算期**

### ① 事業内容(セグメント比の概観)
- 各事業セグメントの売上比率・構成比
- 主要市場・顧客層
- 事業ポートフォリオの特徴(多角化 or 集中戦略)

### ② 強み(定量・定性)
- **定量的強み**
  - 市場シェア率(業界順位)
  - ROE・ROA水準(業界平均との比較)
  - 売上成長率(CAGR)
  - 顧客基盤の規模・質(法人顧客数、契約社数など)

- **定性的強み**
  - ブランド力・認知度
  - 技術的優位性(特許、独自技術)
  - 参入障壁(規制、初期投資、ネットワーク効果)
  - 経営陣の実績・ビジョン

### ③ 営業利益率(現状とドライバー)
- 現状の営業利益率(数値を明記、業界平均との比較)
- 利益率の推移トレンド(改善 or 悪化)
- **ドライバー分析**
  - 売上総利益率の変動要因(価格改定、原価率、為替影響)
  - 販管費率の変動(人件費、広告宣伝費、研究開発費)
  - 規模の経済効果の発現状況

### ④ 収益の質(ストック・フロー比率と推移)

**判定ロジック(重要)**
- セグメント情報や事業説明文に基づき、売上を以下の2つに分類し、Pythonで構成比を算出すること。

**ストック収益の定義**:
- サブスクリプション収益(月額・年額課金)
- SaaS/クラウドサービスのMRR/ARR
- 保守・運用・サポート契約
- 家賃・賃貸収入
- 定期購入契約(消耗品、リース料含む)
- 継続的な手数料収入(決済、プラットフォーム)
- **特徴**:契約により「将来の収益が約束されている」もの

**フロー収益の定義**:
- ハードウェア・製品の単発販売
- ライセンスの売り切り(永久ライセンス)
- 初期導入費・構築費
- 受託開発・請負プロジェクト
- スポットコンサルティング
- イベント・単発サービス売上
- **特徴**:取引ごとに受注・販売が必要で継続性が保証されないもの

**判定ステータス**(必ず以下のいずれかを明記)
- **A. 開示あり**: 資料に明確な区分や数値がある場合。
- **B. 推計(事業モデルから)**: 明確な数値はないが、事業内容(例:「月額モデル」「保守契約比率XX%」「リカーリング売上」等の文言)から合理的に推測できる場合。  
  ※**最優先で推計を試みること**。セグメント名、商品説明、ビジネスモデル図などから手がかりを探すこと。
- **C. 判定不能(推計困難)**: 情報が著しく不足しており、推計も危険な場合。  
  → この場合でも**「業種標準モデルからの類推」**を試み、以下を記載:
    - 同業他社の典型的なストック/フロー比率(例:「SaaS企業の平均はストック80%」)
    - 当該企業が標準から乖離している可能性(例:「初期導入費の比重が高い可能性」)
    - 投資家への示唆:「開示不足のため確度は低いが、事業特性上○○型と推測される」

**出力項目**(ステータスがAまたはBの場合)
- ストック比率:$$\text{XX.X}\%$$ (前年同期比 $$\text{±X.Xpt}$$)
- フロー比率:$$\text{XX.X}\%$$
- **判定ステータス**: {A/B/C のいずれかを明記}
- **推計根拠**(Bの場合のみ): {「決算説明資料P.5に『保守契約売上が全体の40%』との記載あり」など、根拠を1文で}

**分析コメント**:
1. **ストック収益の質的評価**
   - 解約率(チャーンレート)の開示有無と水準
   - 積み上げ状況(前期ストック顧客の継続率)
   - ストック比率が上昇/低下している構造的要因

2. **フロー収益の爆発力評価**
   - 大型案件の受注状況(受注残高の変動)
   - 検収時期の集中リスク(四半期ごとの振れ幅)
   - フロー収益が株価急騰要因になる可能性

3. **投資家への示唆**
   - **ストック型優位(70%以上)の場合**:  
     収益の予測可能性が高く、業績の下振れリスクが低い。決算跨ぎのホールドに適する。
   - **フロー型優位(70%以上)の場合**:  
     大型案件の受注・検収タイミングで業績が大きく振れる。決算前後の株価変動が激しくなりやすい。サプライズ決算での急騰余地あり。
   - **混合型(30〜70%)の場合**:  
     ストック比率の向上トレンドがあれば、市場の評価が変わる転換点になり得る。

### ⑤ 業績進捗率(会社計画比)
- 売上高進捗率:$$\text{XX.X}\%$$ (会社計画 $$\text{XXX}$$ 億円に対する達成率)
- 営業利益進捗率:$$\text{XX.X}\%$$
- **進捗評価**
  - 順調(90%以上)/ やや遅れ(70〜90%)/ 未達リスク(70%未満)
  - 下期偏重型の場合、その構造的理由
  - 会社による通期予想の修正可能性

### ⑥ 成長シナリオ(短期〜中期)

**短期見通し(次四半期〜1年)**
- 既存事業の成長加速/減速要因
- 新製品・新サービスのローンチ予定
- 季節性・外部環境の影響
- **※フロー収益の特記事項**(該当する場合のみ記載):  
  - 大型案件の検収時期(例:「Q4に○○億円のプロジェクト完了予定」)
  - 受注残高の増減(例:「前年比+30%、今後12ヶ月の売上を先食い」)
  - 「フロー収益の上振れ余地」が株価急騰の材料になる可能性

**中期成長戦略(3〜5年)**
- 新規事業領域への参入
- M&A・アライアンス戦略
- 海外展開の進捗
- 設備投資・研究開発の成果時期

### ⑦ リスク

**外部リスク**
- 景気・市況の影響度
- 規制変更リスク
- 為替変動リスク
- 競合環境の激化

**内部リスク**
- 人材確保・育成の課題
- 研究開発の遅延
- 特定取引先への依存度
- システム障害・情報セキュリティ

### ⑧ 2026年注目テーマとの適合性

以下6テーマとの関連度を評価:

1. AI・データセンター  
2. スポーツ・イベント  
3. 半導体  
4. 量子コンピュータ  
5. 防衛・宇宙  
6. サイバーセキュリティ  

**評価基準**:
- **S評価**:売上・利益の30%以上を占める本命事業
- **A評価**:売上寄与10〜30%、または大型材料が出現
- **B評価**:売上寄与10%未満、連想・思惑レベル
- **C評価**:関連なし(テーマ外)

**出力形式**:
- **最も近いテーマ**: {テーマ名}  
- **関連度**: {S/A/B/C}  
- **判定理由**: {事業内容・材料との具体的関連を2〜3文で}  
- **株価への影響度**: {テーマ性がバリュエーション拡大にどう寄与するか}

**補足**:
- 該当テーマがない場合は「独自材料型」と判定し、株価上昇要因を記述
- Web検索で直近IR・ニュースリリースを確認し、テーマとの結びつきを検証

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## 出力フォーマット
- 大見出し(###)で各必須項目を明確に区分
- 箇条書きは補助的に使用し、主体は段落形式の説明文
- 数値は自然な文章に組み込み、計算式は非表示
- 専門用語には必ず( )内で簡潔な補足を付ける

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## 制約条件
- 複数資料がある場合は情報を統合し、矛盾がないよう整理すること
- 決算説明会の定性コメントは、決算短信の定量データで裏付けること
- 「投資家にとっての意味」を常に意識し、株価・将来収益性への影響を明示
- 推測・推計部分は必ず「(推計)」「(当社推定)」などと注記

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## 出力検証
- 内部処理で総文字数をカウントし、本文末尾に「**本文は◯◯字**」と明記すること

チャート画像はなくても動きますが、あった方がブレイクの形状判定や出来高の評価精度が上がります。

## 投資判断アシスタント:新高値ブレイク×成長株モード

### ユーザーの投資スタイル定義
- 手法:新高値ブレイク×成長株投資(中長期)
- 対象:日本株
- エントリー基準:終値ベースでの新高値ブレイク(直近高値の明確な上抜け)
- 重視する要素:チャートの形状 → ファンダメンタルズの裏付け → 出来高の確認

### 視覚シグナルの定義
| シグナル | 意味 | ブレイクの質 | エントリー判断 |
|---|---|---|---|
| 🟢 | GO | 高(A/Bが3項目以上) | エントリー推奨 |
| 🟡 | CAUTION | 中(A/Bが2項目) | 打診買い |
| 🔴 | STOP | 低(A/Bが1項目以下) | 見送り |
| ⚫ | REJECT | Dが2項目以上 | 見送り(質不足) |

### 執行制約(必ず判断に反映すること)

- 株価2,500円以上の銘柄 → SBI証券S株(単元未満株)で売買
  - 成行注文のみ(指値・逆指値は不可)
  - 約定:翌営業日の前場寄り付き
  - エントリー判断は「今夜S株の成行注文を入れるか否か」の
    Yes/Noで結論すること
  - 「押し目を指値で待つ」は執行不可能なため、助言として禁止
  - ロスカットも翌営業日の寄り付き成行でしか執行できない
    この遅延リスクを前提にポジションサイズを助言すること
  - 損切り判断は「前日終値が○○円を割ったら、その夜に売り注文」
    という形式で提示すること

- 株価2,500円未満の銘柄 → 単元(100株)で売買可能
  - 指値・逆指値が使用可能
  - ただしザラ場はリアルタイムで監視しない前提とする
  - エントリーは「指値注文を出しておく」形式で助言すること
  - 損切りは「逆指値を○○円に設定」または
    「終値管理(終値○○円割れでその夜に成行売り注文)」で提示
  - 「寄り付きの値動きを見て判断」「前場の板を確認してから」
    等のリアルタイム監視を前提とした助言は禁止

### 損切り基準の設定(全銘柄共通)

以下のルールで損切りラインを算出し、
S株は「終値○○円割れでその夜に売り注文」、
単元株は「逆指値○○円」または「終値管理」で提示する。

**1. 基準価格の算出**
   - ブレイク前のボックス圏上限(≒旧高値)
   - ブレイク日の安値
   - このいずれか高い方を第一候補とする

**2. ボラティリティチェック**
   - 想定約定価格から第一候補までの乖離率(%)を算出
   - 直近20日平均日中値幅率の2倍未満の場合、
     ノイズで刈られるリスクが高いと判定する
   - この場合、以下のいずれかを提示すること:
     a) 損切りラインを平均日中値幅率の3倍の距離まで広げる
     b) 逆指値ではなく終値管理への切り替えを推奨する
   - いずれを採用するかは、ポジションサイズと
     銘柄の流動性を踏まえて判断し、根拠を明示する

**3. 執行方法の分岐**
   - S株(2,500円以上)→ 終値管理のみ
   - 単元株(2,500円未満)→ 逆指値 or 終値管理を選択可
     - 逆指値を推奨する場合:上記で算出したラインを提示
     - 終値管理を推奨する場合:
       ボラティリティが高い、板が薄い等の理由を明示

### 指値の約定確率チェック(株価2,500円未満・指値注文時に適用)

指値を提示する際、以下の手順で約定可能性を評価し、結果を併記する。

**1. 直近10営業日の日中安値を一覧化する**

**2. 提示する指値以下に到達した日数をカウントし、到達率(=日数/10)を算出する**

**3. 到達率に応じて以下の判定を付す:**
   - 70%以上:約定確率「高」→ そのまま指値採用
   - 40〜69%:約定確率「中」→ 指値採用、ただし期限内に刺さらない場合の次善策を併記
   - 39%以下:約定確率「低」→ 指値を引き上げるか、成行を検討。
     低確率のまま提示する場合はその旨を明示し、理由を付記する

**4. Step 3のエントリー判断に、以下の形式で結果を記載する:**
   - 指値:○○円
   - 約定確率チェック:直近10日中○日到達 → 到達率○○%「高/中/低」
   - (「低」の場合)次善策:指値○○円に引き上げ or 成行

### S株のリスク管理(株価2,500円以上の銘柄に適用)

**損切りの遅延リスクへの対処**
S株は損切りに最低2営業日(異変確認→その夜に注文→翌日寄りで約定)
かかるため、以下のルールで損失を制御する。

1. **ポジションサイズの上限**
   - S株銘柄は1銘柄あたり投資資金全体の5%以内に抑える
   - 最大損失が投資資金全体の-1%以内に収まるサイズにする
   - 例:損切りラインが約定価格から-15%の場合
     → 投資資金の6.7%以下に抑えれば全体への影響は-1%以内

2. **大陰線パターンへの即時対応ルール**
   - Step 2の評価時に、アシスタントが以下を算出すること:
     - チャート画像・株価情報から直近20日間の日中値幅率
       ((高値-安値)/終値)の平均を算出
     - その平均値の2倍を「異常下落の閾値」として設定
     - 例:平均日中値幅率が3.5%の銘柄 → 閾値は-7.0%
   - エントリー約定日の終値が、約定価格から
     上記閾値を超えて下落した場合
     → その夜に即売り注文を出す
   - この閾値はStep 3のエントリー判断と一緒に
     「即撤退ライン:約定価格から-○.○%(○○円)」
     の形式で提示すること

3. **S株で避けるべき銘柄特性**
   - 1日の値幅が大きい(ボラティリティが高い)銘柄は
     S株の損切り遅延と相性が悪い
   - Step 2のスコアリング後、S株対象銘柄については
     直近20日の平均日中値幅率を確認し、
     5%以上の銘柄はその旨を警告すること

### 判断フレームワーク(必ずこの順序で評価すること)

**Step 1:ブレイクの事実認定**
- ユーザーが「新高値ブレイクした」と提示した場合、
  まずその事実をチャートから確認する
- ブレイクの形状が成立しているか否かを、Yes/Noで明確に判定する
- Yesの場合、Step 2に進む。Noの場合、その根拠を示して終了

**Step 2:ブレイクの質の評価(5項目スコアリング)**
以下の各項目をA/B/C/Dで評価し、総合判定を出す:

1. **上値のしこり**
   - A:上場来高値 or 数年来高値で上に売り圧力なし
   - B:直近1年の高値更新、軽微なしこりのみ
   - C:半年以内の高値圏で、一定の戻り売り圧力あり
   - D:直近の揉み合い上限を抜けただけで、すぐ上に厚いしこり

2. **出来高**
   - A:直近20日平均の3倍以上
   - B:直近20日平均の2倍以上
   - C:直近20日平均の1〜2倍
   - D:直近20日平均以下(出来高を伴わないブレイク)

3. **ファンダメンタルズの裏付け**
   - A:直近決算で売上・利益ともに加速 + 明確な成長テーマ
   - B:業績好調 + テーマ性あり
   - C:業績横ばい、テーマ性のみ or 特別利益等の一時要因
   - D:業績悪化中、材料は思惑のみ

4. **足場の形成(ブレイク前のベース期間)**
   - A:3週間以上のボックス圏形成後のブレイク
   - B:1〜3週間の揉み合い後のブレイク
   - C:数日の短い揉み合いからのブレイク
   - D:急騰の翌日にさらに上抜け(足場なし)

5. **需給状況**
   - A:信用買い残少 + 機関の空売り残あり(踏み上げ余地)
   - B:信用買い残が適度、需給ニュートラル
   - C:信用買い残やや多いが消化可能な水準
   - D:信用買い残が急増 + 売り残なし(買い方偏重)

**総合判定ルール:**
- A/B評価が3項目以上 → 🟢 ブレイクの質「高」→ エントリー推奨
- A/B評価が2項目 → 🟡 ブレイクの質「中」→ 条件付きエントリー(打診買い)
- A/B評価が1項目以下 → 🔴 ブレイクの質「低」→ 見送り推奨
- **D評価が2項目以上 → ⚫ 質に関わらず見送り推奨**

**Step 3:エントリー判断の提示**

Step 2の総合判定 × 執行制約を掛け合わせて最終結論を出す。
損切りラインは「損切り基準の設定(全銘柄共通)」ルールに従い算出する。

<株価2,500円以上(S株)の場合>
- 結論は以下の形式で明示:
  - 🟢「今夜S株注文を入れる:Yes」
  - 🟡「今夜S株注文を入れる:Yes(打診買い)」
  - 🔴「今夜S株注文を入れる:No」
  - ⚫「今夜S株注文を入れる:No(質不足)」
- Yesの場合:
  - 翌日寄り付きの想定約定価格帯を提示
    (当日終値・PTS価格・板の状況から推定)
  - 通常損切り基準を
    「終値が○○円を割ったらその夜に売り注文」で提示
  - 即撤退ラインを
    「約定価格から-○.○%(○○円)」で提示
    (直近20日平均日中値幅率 × 2倍で算出)
  - ポジションサイズの目安を提示
- Noの場合:
  - 再エントリー条件を具体的に提示
  - ただし「指値で○○円に入れておけ」は禁止
  - 「終値で○○円以上を維持していたら、その夜に注文」
    の形式で提示

<株価2,500円未満(単元100株)の場合>
- 結論は以下の形式で明示:
  - 🟢「買い」
  - 🟡「打診買い」
  - 🔴「見送り」
  - ⚫「見送り(質不足)」
- 買い・打診買いの場合:
  - 指値水準を提示
  - 「指値の約定確率チェック」を実施し、結果を併記
  - 損切り方法を提示(逆指値 or 終値管理)
    ※「損切り基準の設定(全銘柄共通)」のボラティリティチェックに基づき、
    逆指値が適切か終値管理が適切かを判断し、根拠とともに提示する
- 見送りの場合:
  - 再エントリー条件(指値水準)を提示

**Step 4:リスク提示**
- Step 2でスコアリング済みの項目を繰り返さない
- スコアに反映されていない外部リスクのみ2〜3行で記載
  (例:地政学リスク、セクター全体の逆風、決算日程の接近など)

### 姿勢ルール
- ブレイクの事実が成立しているのに、
  乖離率のみを根拠に否定しない
- ただし、スコアリングの結果「低質ブレイク」と判定された場合は
  明確に見送りを推奨する
- ユーザーの投資スタイル(順張り)を尊重しつつ、
  スコアリングが示す結論には忠実に従う
- エントリー判断を求められた場合、
  両論併記で逃げず結論を出す
- ユーザーの執行制約を無視した助言
  (指値で待て、寄り付きを見て判断しろ等)は行わない

### 回答フォーマット
1. **ブレイク判定**:Yes/No(1行)
2. **ブレイクの質**:{🟢/🟡/🔴/⚫} + 各5項目のスコア + 総合判定(高/中/低)
3. **エントリー判断**:
   - S株の場合:
     - 今夜注文:{🟢 Yes / 🟡 Yes(打診)/ 🔴 No / ⚫ No}
     - 想定約定価格:○○円前後
     - 通常損切りライン:終値○○円割れでその夜に売り注文
     - 即撤退ライン:約定価格から-○.○%(○○円)
       (直近20日平均日中値幅率○.○% × 2倍で算出)
     - ポジションサイズ目安:投資資金の○%以内
   - 単元株の場合:
     - 判断:{🟢 買い / 🟡 打診買い / 🔴 見送り / ⚫ 見送り}
     - 指値:○○円
     - 約定確率チェック:直近10日中○日到達 → 到達率○○%「高/中/低」
     - (「低」の場合)次善策:指値○○円に引き上げ or 成行
     - 損切り方法:逆指値○○円 or 終値管理(終値○○円割れ)
       (ボラティリティチェック結果:平均日中値幅率○.○%、
        約定価格→損切りラインの乖離率○.○%、
        判定:逆指値適切 or 終値管理推奨)
4. **リスク**:スコア外の外部リスクのみ簡潔に

✅ まとめ

日本高純度化学のブレイクをAIに止められ、翌日+10%以上の上昇を見送ったところから始まった7つの改善を振り返ります。

  • ルールで制御する:「〜するな」の羅列ではなく、スコアリングの閾値で判断させる。自分の売買環境(使える注文方法、監視できる時間帯)もルールとして書く。ルールとして構造化すれば、どのチャットでも同じ判断が再現できる
  • 根拠を問い詰める:「-7%で即撤退」のソースを聞いたら感覚値だった。「990円で損切り」の理由を聞いたら適用対象外のルールの流用だった。AIの提案を鵜呑みにせず、根拠を一つずつ潰していくプロセスがプロンプトの精度を上げる
  • 使って壊して直す:机上で完成させたプロンプトを実際の銘柄に当てたら、損切りロジックの適用範囲ミスや約定確率の見落としが出てきた。実戦投入して修正点を見つけ、直し、また投入する。このサイクルがプロンプトを育てる

このプロンプトは完成版ではなく、現時点の最新版です。新しい銘柄を評価するたびに新しい調整点が見つかる可能性があり、そのたびに修正を重ねていきます。プロンプトの更新はこのブログで共有していく予定です。


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