こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlog)です。
2025年の東京株式市場は、春先の暴落から秋の日経平均5万円突破まで、振れ幅の大きい1年でした。年初来高値と安値の値幅は過去最大の2万1844円を記録。この相場で資産を増やせた人もいれば、波に飲まれた人もいたはずです。
さて、年末恒例の株探「2025年【値上がり率】年間ランキング ベスト50」が発表されました。過去の結果を振り返ることは、実は非常に重要です。『新高値ブレイク投資術』の著者DUKE。さんも、過去のランキング分析を推奨しています。上がった銘柄には必ず理由があり、その共通点を抽出することで「次に上がる銘柄の条件」が見えてくるからです。
今回はランキング上位50銘柄を分析し、爆騰する前に出ていた予兆(シグナル)を検証します。単なる結果論ではなく、2026年の銘柄選びに活かせる視点を持ち帰っていただければ幸いです。
⚔️ 2025年の勝者は「材料株」と「業績株」に分かれた
まずは2025年の値上がり率ランキング上位10銘柄を確認しましょう。
| 順位 | 銘柄名 | コード | 上昇率 | 主な材料 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Sサイエンス | 5721 | +1133% | 暗号資産投資 |
| 2 | イオレ | 2334 | +778% | AI/暗号資産 |
| 3 | キオクシア | 285A | +536% | 半導体/DC |
| 4 | コンヴァノ | 6574 | +457% | 暗号資産 |
| 5 | BTCJPN | 8105 | +443% | 暗号資産 |
| 6 | かわでん | 6648 | +387% | 34期ぶり最高益 |
| 7 | レナ | 4889 | +377% | 海外連携 |
| 8 | 大黒屋 | 6993 | +363% | 新経営体制 |
| 9 | MDV | 3902 | +330% | TOB |
| 10 | 東洋エンジ | 6330 | +323% | レアアース/国策 |
驚かされるのは、上位銘柄の凄まじい上昇率です。1位のSサイエンス(5721)は暗号資産事業への参入をきっかけに株価が10倍以上に跳ね上がりました。正直、「これに乗れていれば……」と指をくわえた人も多いでしょう(僕もその一人です)。
しかし冷静に見ると、ランキング上位は2タイプに分類できます。
| 特徴 | 材料株(Sサイエンス等) | 業績株(かわでん等) |
|---|---|---|
| 主なドライバー | 暗号資産参入、株式分割、SNS話題化 | 決算発表(上方修正、最高益) |
| 爆発力 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 再現性 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ |
| 攻略難易度 | 極めて困難(運要素大) | 難しい(分析で対応可) |
僕たち兼業投資家が左側の材料株を初動で掴むのは至難の業です。事業参入のニュースは突発的で、高値掴みした瞬間に半値以下になるリスクも。一方、右側の「業績株」は四半期決算という公開情報で判断できるため、再現可能な勝ちパターンが見えていました。
🔍【徹底検証】かわでん(6648)に見る「爆騰前の予兆」
再現性の高い成功モデルとして、ランキング6位のかわでん(6648)を検証します。以下のチャートをご覧ください。

10月末(チャート右側の急騰部分)で「34期ぶりの最高益更新」が発表され、出来高とともに株価が急騰しました。しかし実際には、2月10日に発表された第3四半期決算の時点で、すでに営業利益が前年同期比2.6倍という異常値が出ていました。チャート左端の窓を開けての急騰(ストップ高)がまさにその瞬間です。僕のスクリーニング基準(売上+10%以上、営業益+20%以上)を大幅にクリアする水準であり、この時点で予兆を察知できたわけです。
ただし、好決算だけで株価が爆発したわけではありません。かわでんの背景には「AIデータセンター建設ラッシュ」という強力なテーマがありました。配電制御設備を手がける同社にとって、これは一過性ではなく構造的な追い風。「驚異的な決算」×「市場が注目するテーマ」、かわでんはまさにこの掛け算が揃った好例でした。
🗝️ 2025年の答え合わせから導く、2026年の「攻略シグナル」
かわでんの検証から見えてきたのは、「数字」と「テーマ」の掛け算の重要性でした。この視点を軸に、2026年の銘柄選びで意識すべき3つのシグナルを整理します。
【2026年 爆益株を見抜く3つの攻略シグナル】
シグナル1:「好決算」×「メガトレンド・国策」の掛け算があるか?
数字が良いだけでは不十分。かわでんが爆発したのは、好決算の背景に「AIデータセンター建設」という世界的メガトレンドがあったから。AI・半導体、防衛、造船、エネルギー安全保障など、産業革命レベルの需要または国策の追い風が吹くセクターで好決算を出した銘柄を優先的にマークする。
シグナル2:「地味セクター」の異常値を見逃していないか?
2025年は造船や配電設備といったオールドエコノミー(昔ながらの製造業)が覚醒した年だった。普段見ない業種でも、四半期決算で営業利益+50%のような異常な変化率が出ていたら要注目。長年放置されていた銘柄ほど、業績急改善時のインパクトは大きい。
シグナル3:「ニュース」ではなく「進捗率」で先回りできているか?
「最高益更新!」とニュースになる頃には株価は動いている。その前の四半期決算で、通期予想に対する進捗率や前年比の変化率に異常値が出ていないか。かわでんも、10月のニュースの8ヶ月前(2月)の決算でサインを出していた。
✅ まとめ
2025年の値上がり率ランキングは、終わった相場の記録です。1位のSサイエンスを今から羨んでも意味がありません。
しかし、このランキングには「次に上がる株の条件」が詰まっています。派手な材料株ではなく、6位のかわでんのように決算で予兆を出していた業績株にこそ、再現可能な勝ちパターンがある。そして、その決算の裏には必ず「テーマ」という追い風が吹いていました。
僕自身、新高値ブレイク投資のセオリーとして情報・通信業やサービス業、小売業を中心に見てきました。今回の分析で、テーマに沿った意外なセクターにも目を向ける重要性を改めて実感しています。
「好決算 × メガトレンド・国策」の掛け算を意識しながら、2026年も四半期決算を丁寧にチェックしていきましょう。次のテンバガー候補は、きっと目立たない決算短信の中に隠れています。
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