【AI銘柄分析】海外Xで話題!「株式分析メガプロンプト」をGemini 3.0で検証

こんにちは! ゲーマー投資家ゆーすけ(@gaminvestlogです。

今回は、海外のX(旧Twitter)コミュニティで話題になっていた『株式分析メガプロンプト』を紹介します。「AIにどう指示を出せば、プロのような深い分析が返ってくるのか?」という課題に対し、海外のエンジニアが作成した構成案です。

これを2025年11月19日にリリースされたGoogleの最新モデルGemini 3.0で検証しました。単にプロンプトを入力するだけでなく、決算資料(PDF)を組み合わせることで、実用性がどう変わるかを確認しています。

結論から言うと、「非常に精度の高いセカンドオピニオンが得られる」という結果になりました。この記事では、プロンプトの日本語版と、実際に任天堂(7974)を分析させた結果をシェアします。

🌍 海外でバズった「メガプロンプト」とは?

今回使用するのは、海外のプロンプトエンジニア(God of Prompt氏)が公開し、注目を集めていたものです。

特徴は、単に「この株はどう?」と聞くのではなく、「ファンダメンタル」「投資仮説検証」「セクター・マクロ」「カタリスト(株価変動のきっかけ)」という4つの視点から構造的に分析させる点にあります。

どれくらい話題になったのか?

単に「話題になった」と言うだけでは味気ないので、Grokを使ってどれくらい拡散されたのかを分析してみました。

結果は、インプレッション数55万回超え

海外Xで話題の「株式分析メガプロンプト」のインプレッション数が55万回を超えていることを示す分析データ画像
実際のデータ画像。55万回以上のインプレッションを記録しており、海外投資家の関心の高さが伺えます。

特に注目すべきは「いいね」の数を上回るブックマーク数(5,700超)です。

多くの投資家がこれを単なる読み物として消費するのではなく、「後で自分の投資分析に使おう」と判断して保存したことの現れでしょう。数字からも、その実用性の高さがうかがえます。

実際のポストがこちらです。

(↓クリックで英語原文のプロンプト全文を展開)
The mega prompt:

Just copy + paste it into Gemini 2.5 Pro and plug in your stock.

Steal it:

"
ROLE:

Act as an elite equity research analyst at a top-tier investment fund.
Your task is to analyze a company using both fundamental and macroeconomic perspectives. Structure your response according to the framework below.

Input Section (Fill this in)

Stock Ticker / Company Name: [Add name if you want specific analysis]
Investment Thesis: [Add input here]
Goal: [Add the goal here]

Instructions:

Use the following structure to deliver a clear, well-reasoned equity research report:

 1. Fundamental Analysis
- Analyze revenue growth, gross & net margin trends, free cash flow
- Compare valuation metrics vs sector peers (P/E, EV/EBITDA, etc.)
- Review insider ownership and recent insider trades

2. Thesis Validation
- Present 3 arguments supporting the thesis
- Highlight 2 counter-arguments or key risks
- Provide a final **verdict**: Bullish / Bearish / Neutral with justification

3. Sector & Macro View
- Give a short sector overview
- Outline relevant macroeconomic trends
- Explain company’s competitive positioning

4. Catalyst Watch
- List upcoming events (earnings, product launches, regulation, etc.)
- Identify both **short-term** and **long-term** catalysts

5. Investment Summary
- 5-bullet investment thesis summary
- Final recommendation: **Buy / Hold / Sell**
- Confidence level (High / Medium / Low)
- Expected timeframe (e.g. 6–12 months)

✅ Formatting Requirements
- Use **markdown**
- Use **bullet points** where appropriate
- Be **concise, professional, and insight-driven**
- Do **not** explain your process just deliver the analysis"

【コピペ用】日本語版プロンプト

英語の原文も素晴らしいですが、今回はGemini 3.0(日本語環境)で使いやすいように調整した日本語版を用意しました。こちらをコピーして使用してください。

# 📈 エリート株式分析メガプロンプト

**ROLE(役割)**  
あなたはトップティア投資ファンドに所属する **エリート株式アナリスト** として行動します。  
与えられた銘柄を **ファンダメンタル・セクター・マクロの3軸** から深く分析し、明確な投資判断を示してください。

---

## 🔧 Input Section(以下を入力)
- **Stock Ticker / Company Name:**  
- **Investment Thesis(投資仮説):**  
- **Goal(目的:例・買うべきか判断したい等):**  

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## 📘 Instructions(出力構造)

### 1. Fundamental Analysis(ファンダメンタル分析)
- 売上成長率、粗利率・純利益率の推移、フリーキャッシュフローの動向  
- セクター内比較(P/E、EV/EBITDA 等)  
- インサイダー保有比率・最近のインサイダートレード  

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### 2. Thesis Validation(投資仮説検証)
- 投資仮説を支持する **3 つの強気ポイント**  
- 想定される **2 つのリスク・弱気ポイント**  
- **最終判断:Bullish / Bearish / Neutral**(根拠を明確に)  

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### 3. Sector & Macro View(セクター & マクロ分析)
- セクター概要  
- 金利・景気・規制など関連マクロトレンド  
- 競争環境と企業のポジショニング  

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### 4. Catalyst Watch(カタリスト)
- 主要イベント(決算、製品ローンチ、新規規制、M&A 等)  
- **短期カタリスト**  
- **長期カタリスト**  

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### 5. Investment Summary(投資まとめ)
- 投資論の **5 つの主要ポイント**  
- **Buy / Hold / Sell** の最終判断  
- 自信度(High / Medium / Low)  
- 想定タイムフレーム(例:6–12 ヶ月)  

---

## 📌 Formatting Requirements
- **Markdown** 形式  
- 適宜 **箇条書き**  
- 簡潔・専門的・洞察重視  
- **プロセスの説明は禁止**(分析のみを記述)  

🔍 実践:任天堂(7974)を分析させてみた

では、実際にこのプロンプトを使って分析してみましょう。今回は、ゲーム株の分析対象として最も分かりやすい任天堂でテストします。

⚠️ 重要なコツ:PDFを添付すること

Geminiでは、有料版限定の「Deep Research」を使わない場合、Web検索による最新情報の取得が不十分になることがあります。

そのため、今回は「直近の決算短信・説明会資料のPDF」をプロンプトと一緒にアップロードしました。これにより、AIはハルシネーション(嘘)を起こさず、手元の正確な数値を基に分析してくれます。

※「Investment Thesis(投資仮説)」の入力欄は空欄のまま実行しましたが、問題なく分析されました。

AIによる分析結果(抜粋)

以下は、2025年11月期(第2四半期)決算資料を読み込ませた際の出力例です。

🔗 Gemini 3.0 Pro 出力結果(2025/11/24)

株式分析レポート:任天堂(7974)

1. ファンダメンタル分析

  • 売上高の爆発的成長: 「Nintendo Switch 2」の発売が寄与し、当第2四半期の売上高は1兆995億円(前年同期比+110.1%)と倍増しました。
  • 利益率の構造変化: 一方で営業利益率は13.2%へ低下。これは新型ハード立ち上げに伴う初期コスト増が要因です。
  • キャッシュフロー: 手元流動性は約1.5兆円と極めて潤沢であり、財務は盤石です。

2. 投資仮説検証

  • 強気ポイント: Switch 2が発売4ヶ月で1,000万台を突破し、ロケットスタートに成功したこと。
  • 弱気ポイント(リスク): 旧ハード(Switch 1)の販売が急減速(-60%)しており、新旧交代期の収益ボラティリティが高いこと。
  • 最終判断: Bullish (強気)。世代交代リスクは払拭されたと判断します。

3. セクター & マクロ分析

  • 為替: 円安基調(1ドル150円近辺)は海外売上比率の高い同社に追い風。
  • 競争環境: PS5やXboxがサイクル中盤にある中、任天堂のみが「新ハード普及期」という独自の成長フェーズにあります。

4. カタリスト(株価変動のきっかけ)

  • 短期: 年末商戦(ホリデーシーズン)の販売動向。
  • 長期: 2026年以降の映画IP展開(マリオ、ゼルダ)によるライセンス収入拡大。

5. 投資まとめ

  • 判断: BUY (買い)
  • 自信度: High
  • 期間: 12 – 24 ヶ月(ハード普及によるコストダウン効果が出るまで)

⚖️ 使ってみて分かったメリット・デメリット

このプロンプトをGemini 3.0で試した率直な感想です。

✅ メリット:自分では気づきにくい「死角」が見つかる

このプロンプトには「投資仮説検証(Thesis Validation)」という項目が含まれています。

これにより、AIがデータに基づいた「強気材料」だけでなく、「2つの弱気材料(リスク)」を強制的に提示します。自分ひとりでは見落としがちなリスク(例:新旧ハード交代期の利益率低下など)を、客観的に再確認できる点が大きなメリットです。

また、Gemini 3.0の「思考モード(3 Pro 搭載)」は論理的推論を行うため、単なる数値の羅列ではなく、「なぜ利益率が下がったのか?(=新ハード初期コストのため一時的である)」といった文脈を踏まえた解釈が出力されました。

⚠️ デメリット:外部データへのアクセス

無料版(Deep Researchなし)の場合、「セクター比較」や「マクロ経済」の分析が弱くなる傾向があります。

AIは添付されたPDFに記載された情報は読み取れますが、PDFに書かれていない「他社の最新PER」や「最新の米国金利」までは参照できないためです。

この部分は、別途自分で調べるか、有料版の検索機能つきの分析(Deep Research)を併用したほうがいいでしょう。


🕵 まとめ:AIを「優秀な助手」にする

今回の検証を通じて、「構造化されたプロンプト」と「正確な一次情報(決算PDF)」の掛け合わせが、AI分析における「基本にして王道」の手法であると再確認できました。

このプロンプトは、投資判断の「答え」を教えてくれる魔法の杖ではありません。しかし、膨大な決算資料から重要なポイントを抜き出し、「株式アナリストの思考フレームワーク」に沿って情報を整理してくれる優秀な助手になります。

ちなみに、僕が普段Geminiで使用している「決算分析用プロンプト」については、以下の記事で詳しく解説しています。今回紹介したものと比較して、自分に合う方を使ってみてください。

皆さんも、保有株や気になっている銘柄でぜひ試してみてください。


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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。