こんにちは！ ゲーマー投資家ゆーすけ（@gaminvestlog）です。
「少額から始められる良い株はないかな…」「割安で、しかもちゃんと成長してくれるような銘柄を見つけたい！」
個人投資家なら誰もが一度は思うことですよね。
先日（2025/09/26）、大手投資情報サイト「株探」から、まさにそんなニーズに応える特集記事が公開されました。
これは、東京証券取引所のプライム市場に上場している企業の中から、
- 10万円以下で投資できる
- ROE（自己資本利益率）が高い（10%以上）
- PER（株価収益率）が低い（14倍未満）
という3つの条件をクリアした、まさに「お宝候補」とも言える26銘柄をリストアップしたものです。
そこで今回は、この記事で紹介された26銘柄を、AI（Gemini 2.5 Pro Deep Research）を使ってさらに深掘り分析し、独自の視点で「総合的な投資魅力度」をスコアリング。その結果をランキング形式でご紹介します！
✅ Gemini分析の全文はこちら：🔗 Gemini 2.5 Pro Deep Research の出力結果
本記事のランキングおよび各社の分析コメントは、公開されている株探のニュースを元に、Geminiが生成した分析レポートに基づいています。
この記事を読めば、単なる指標の良さだけでなく、成長性や財務の健全性まで考慮した、本当に有望な割安株の候補が見つかります。ぜひ、あなたの銘柄選びの参考にしてください。
🔍 分析の前提：ゲーマー的「銘柄スコアリング」の手法
ランキングを発表する前に、今回の評価方法について少しだけご説明します。これを理解しておくと、各銘柄の「個性」や「強み」がより明確になります。
今回は、各銘柄の能力をRPGのキャラクターのステータスのように、以下の4つの項目で評価し、総合スコアを算出しました。
- ① バリュエーション（お買い得度 / ウェイト40%）
- 企業の稼ぐ力や持っている資産に対して、株価がどれだけ割安かを示します。まさに装備品の「価格」のようなもの。同じ性能なら安い方が断然おトクですよね。（指標：PER、PBR、EV/EBITDA）
- ② 成長性（伸びしろ / ウェイト30%）
- 過去から現在にかけて、どれだけ売上や利益を伸ばしてきたか、そして将来どれだけ伸びそうか、という「レベルアップの期待値」です。（指標：売上・EPSの年平均成長率、今期増益率）
- ③ クオリティ（戦闘効率 / ウェイト20%）
- 持っている資本（MP）を、どれだけ効率よく利益（ダメージ）に変えられているか。「燃費の良さ」とも言える指標です。（指標：ROE）
- ④ 財務健全性（防御力・HP / ウェイト10%）
- 借金が少なく、手元の現金がどれだけ潤沢か。不景気などの不測の事態に対する「タフさ」を示します。（指標：ネットキャッシュ / 時価総額比率）
これらのステータスを総合的に評価し、投資魅力度をスコア化しました。バランスの取れた優等生タイプなのか、それとも特定の能力が突出した尖ったキャラクターなのか、そんな視点で見ると面白いですよ。
補足：投資指標をRPG風に解説
今回の分析で使用した主な投資指標（ステータス）について、簡単に解説します。
| 指標名 | 読み方 | 意味（ざっくり） | RPG例え |
|---|---|---|---|
| PER | ピーイーアール | 株価の割安度（利益に対して株価が何倍か） | 💰 装備品の価格：このアイテムは、年に稼げる金額の何年分で買えますか？ 数字が低いほど、お買い得です。 |
| PBR | ピービーアール | 株価の割安度（会社の資産に対して株価が何倍か） | 🏢 会社に残った資産の価格：会社を今解散したとして、残る資産の何倍の価格で買えますか？ 1倍未満なら「解散価値以下」で割安とされます。 |
| EV/EBITDA | イーブイ・イービットディーエー | 企業買収時の割安度（負債も考慮した企業価値） | ⚔️ 真の買収コスト：借金（負債）もすべて引き継いで、この会社を丸ごと手に入れるのに何年かかりますか？ M&A（企業の合併・買収）で重視される指標です。 |
| ROE | アールオーイー | 資本効率（持っているお金をどれだけ効率よく利益に変えたか） | 🔋 戦闘効率（燃費）：自分のMP（自己資本）をどれだけ効率よく使って、大きなダメージ（利益）を出していますか？ 数字が高いほど、経営が上手な「優等生」です。 |
| EPS | イーピーエス | 1株あたりの利益 | 🥇 経験値 / 株：その会社が株1株あたり、いくらの利益（経験値）を生み出したかを示します。成長性の評価に欠かせません。 |
| ネットキャッシュ | ネットキャッシュ | 実質的な手持ちの現金（現金から有利子負債を引いた額） | 🛡️ 防御力・HP：借金をすべて返してもなお、手元にどれだけ現金が残るか。数字が多いほど、不景気など不測の事態に強い「タフな企業」であることを示します。 |
🏆 Geminiが選ぶ！ 本当に魅力的な割安株ランキングTOP10
それでは、お待たせしました！ 全26銘柄の中から選ばれた、総合スコアTOP10を発表します。
| Rank | 企業名 | 証券 コード | 総合 スコア | バリュエーション | 成長性 | クオリティ | 財務 健全性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ＬＩＦＵＬＬ | 2120 | 89.1 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
| 2 | ＭＤＶ | 3902 | 85.5 | 〇 | 〇 | ◎ | △ |
| 3 | じげん | 3679 | 78.9 | 〇 | ◎ | ◎ | △ |
| 4 | ワコム | 6727 | 74.2 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
| 5 | アイモバイル | 6535 | 71.5 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
| 6 | クロスマーケ | 3675 | 68.8 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
| 7 | ミラースＨＤ | 8897 | 65.1 | ◎ | △ | △ | × |
| 8 | 北ガス | 9534 | 63.3 | ◎ | 〇 | △ | × |
| 9 | いちご | 2337 | 60.7 | 〇 | △ | 〇 | × |
| 10 | 広済堂ＨＤ | 7868 | 59.5 | 〇 | △ | △ | △ |
分析の結果、事業構造の転換期にある銘柄や、特定の分野で圧倒的な強みを持つ銘柄が上位を占める結果となりました。
特に上位5銘柄について、その魅力と注目ポイントをGeminiによる分析コメントとともに詳しく見ていきましょう。
Rank 1：ＬＩＦＵＬＬ（2120）｜総合スコア 89.1
海外事業撤退による劇的な収益改善期待と超割安なバリュエーション
【Gemini分析】コメント
堂々の1位は、ＬＩＦＵＬＬです。この銘柄は、まさに「”デバフ解除”で覚醒する不動産情報のエース」と表現できます。最大の魅力は、収益を圧迫していた海外事業を連結から除外し、高収益な国内事業に経営資源を集中させる戦略的転換にあります。
過去の業績は海外事業の赤字に大きく影響されていましたが、今後は利益率の高い国内事業の収益性が直接反映されることによる、劇的な利益率の改善が期待されます。
予想PER 6.4倍、PBR 1.06倍という指標は、この大きな構造転換がまだ株価に織り込まれていない可能性を示唆しており、極めて割安な水準にあると分析できます。
【Gemini分析】注目ポイント
- カタリスト：海外事業の連結除外が正式に完了し、国内単独での高い収益性が四半期決算で明確に示されること。
- リスク：国内不動産市況の悪化による広告出稿量の減少。
Rank 2：ＭＤＶ（3902）｜総合スコア 85.5
驚異的な予想ROEとV字回復期待。医療データ事業の独自性が強み
【Gemini分析】コメント
2位は、ＭＤＶです。この企業は、「”ユニークスキル”を持つ医療データ界の麒麟児」と言えるでしょう。病院向けに診療データ統合システムを提供し、二次利用の許諾を得た大規模な医療データベースを構築・活用するという、他にはないビジネスモデルを展開しています。
実患者数5,029万人という圧倒的な規模のデータベースが競争優位性の源泉であり、医薬品開発におけるデータ活用需要の拡大が強力な追い風です。予想ROE 59.03%という極めて高い資本効率性が最大の魅力であり、V字回復後の高収益体質への市場の期待を反映しています。
【Gemini分析】注目ポイント
- カタリスト：大手製薬会社との大型データ利活用契約の締結や、個人向けPHRサービス「カルテコ」のマネタイズ本格化。
- リスク：個人情報保護規制の強化によるデータ利活用への制約。
Rank 3：じげん（3679）｜総合スコア 78.9
M&Aによる継続的な成長実績と高い収益性（ROE）を両立
【Gemini分析】コメント
3位は、じげんです。この会社は、「M&Aで成長を続ける”経験値ハンター”」と表現するのが的確です。求人や不動産など多岐にわたる領域で特化型メディアを運営し、成果報酬型の安定した収益基盤を築いています。
積極的なM&Aによる事業領域の拡大と、既存事業の成長を組み合わせた「Ex-Organic（エキゾーガニック）成長」を強みとし、過去3年間で売上高・EPSともに高い成長を継続しています。予想ROE 20.42%と高い収益性を誇りながら、予想PER 13.4倍と、その成長性に対して割安感があると評価できます。
【Gemini分析】注目ポイント
- カタリスト：新規領域へのM&A成功によるトップラインのさらなる拡大。
- リスク：M&Aにおけるのれんの減損リスクや、景気後退局面における主要領域（求人・不動産）の需要減退。
Rank 4：ワコム（6727）｜総合スコア 74.2
高いROEと技術優位性。構造改革によるブランド事業の黒字化がカタリスト
【Gemini分析】コメント
4位は、ワコムです。課題だった自社ブランド製品事業が構造改革によって黒字化した点は、まさに「”クラスチェンジ”に成功した世界首位のペンタブメーカー」と評価できます。
クリエイター向けペンタブレットで世界トップシェアを誇る「ブランド製品事業」と、技術提供を行う「テクノロジーソリューション事業」の二本柱で展開。長年の課題だったブランド事業の構造改革が功を奏し、4期ぶりの黒字化を果たしたことが最大の転換点です。
予想ROE 28.35%と高い資本効率性を誇り、今期62.7%増益予想に対して予想PER 13.1倍と魅力的な水準。74億円という豊富なネットキャッシュも財務を安定させています。
【Gemini分析】注目ポイント
- カタリスト：生成AIの普及に伴うクリエイター人口の増加や、教育市場におけるデジタル端末とペン入力の標準化。
- リスク：主要顧客（サムスン等）への高い依存度や、ブランド製品事業における中国メーカーとの価格競争。
Rank 5：アイモバイル（6535）｜総合スコア 71.5
主力「ふるなび」の安定成長と高ROE。豊富なネットキャッシュが魅力
【Gemini分析】コメント
5位は、アイモバイルです。盤石な主力事業と潤沢なネットキャッシュを併せ持つ姿は、「鉄壁の”金策スキル”を持つふるさと納税の雄」と分析できます。
売上・利益の約9割をふるさと納税サイト「ふるなび」が占めており、市場自体の拡大余地も大きいことから、継続的な成長が期待できます。
予想ROE 19.31%と高収益でありながら、時価総額に対し約45%にものぼる175億円のネットキャッシュを保有しており、実質的な企業価値はさらに割安と評価できます。
【Gemini分析】注目ポイント
- カタリスト：豊富なキャッシュを活用した株主還元（増配や自社株買い）の強化。
- リスク：ふるさと納税制度に関する規制変更（返礼品規制の強化など）。
🎮 あなたの”パーティ”に加えたい銘柄は？
今回は、株探で紹介された「10万円以下で買える高ROE＆低PER銘柄」を、さらに多角的な視点で分析し、ランキング形式でご紹介しました。
ランキング上位には、
- LIFULL（2120）のような「構造転換」という明確な変化の兆しがある銘柄
- ＭＤＶ（3902）のような「独自性の高い強み」を持つ銘柄
- アイモバイル（6535）のように「財務が鉄壁」な銘柄
など、それぞれにキラリと光る個性を持った企業が並びました。
もちろん、株式投資はRPGのパーティ編成と同じで、絶対的な正解はありません。安定感を重視するのか、一発の攻撃力を重視するのか、人それぞれ戦略は異なります。
今回の分析が、あなたの投資戦略という名の”冒険の書”に、新たな1ページを書き加えるきっかけとなれば幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう！
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